丸善日本橋で行近壯之助「日本画」展、岩絵具で見た実感を描く

【銀座新聞ニュース=2023年11月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は11月15日から21日まで3階ギャラリーで行近壯之助さんによる日本画展を開く。

丸善・日本橋店で11月15日から21日まで開かれる行近壯之助さんの日本画展に出品される「天津風」。

日本画家の行近(ゆきちか)壯之助さんは「人間業を駆使して描くことに絵の本質があると考え、目で見て得た実感を絵にしたく、絵そのものが天然現象になってほしいと念じ制作している」(丸善)。岩絵具を伝統的かつ独特の描法で扱った作品は、絵画ならではの表現で、今回は丸善では3回目の個展となり、新作の20点のほか、2007年に描かれた「SHOW(ショウ)」などの作品も展示する。

行近壯之助さんは1966年東京都生まれ、1989年に多摩美術大学日本画専攻を卒業、在学中の1988年に日展で初入選(以降入選19回、2018年、2020年に特選)、1990年に東京セントラル美術館日本画大賞展で入選(1992年に入選)、1991年に日春展で初入選(以降入選9回、2008年奨励賞、2015年日春賞)、1994年に上野の森美術館大賞展で佳作賞(以降入選5回)などを受賞している。京都芸術大学非常勤講師。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。