丸善丸の内で野村重存「新刊書出版記念」展、原画等90点

【銀座新聞ニュース=2023年11月27日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は11月29日から12月12日まで4階ギャラリーで野村重存さんによる新刊出版記念展を開く。

丸善・丸の内本店で11月29日から12月12日まで開かれる野村重存さんの新刊出版記念展に出品される「八甲田山」(2023年、紙に水彩)。

水彩画家の野村重存(しげあり)さんが12月12日に「野村重存 動物を描こう」(日貿出版社、税込2420円)を、12月8日に「野村重存 作品集」(グラフィック社、2970円)を刊行するのを記念して、先行販売するほか、水彩画、鉛筆画、色鉛筆画、原画やテレビ番組のお手本原画など約90点を展示する。

「野村重存 動物を描こう」は出版社によると、野村重存さんがパンダやシロクマといった動物園の人気者から、犬や猫などの家庭のペットまで、さまざまな動物の描き方を詳解している。大きく形を捉えて徐々に細部を描いていくという方法で、誰でもそれらしく描く極意を伝授し、野村重存さんが描いた動物たちも紹介している。「動物を描くと癒される」との野村重存さんの言葉通り、楽しく学びながら癒される1冊としている。

「野村重存 作品集」は野村重存さんの初めての作品集で、GALLERY(ギャラリー)Ⅰ水彩画(国内風景)、GALLERYⅡ水彩画(海外風景)、GALLERYⅢ鉛筆細密画、GALLERYⅣその他の作品と野村重存さんへのインタビュー、聞きたいこと20で構成されている。

野村重存さんは1959年東京都板橋区生まれ、1986年に多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業、1988年に同大学大学院美術研究科絵画専攻を修了、同大学助手、美術専門雑誌社、「光と緑の美術館」勤務などを経て、現在、カルチャースクール、生涯学習講座の水彩画、デッサンなどの講師を務め、TBS(毎日放送)系バラエティ番組「プレバト」の水彩画のレギュラー査定員として出演し、NHK学園等講師、多摩美術大学非常勤講師を務めている。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。