ピカデリ「怪物の木こり」、亀梨和也、菜々緒ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2023年11月23日】アメリカ映画業界第3位、ワーナー・ブラザースグループの日本の映画配給会社、ワーナー・エンターテイメント・ジャパン(港区西新橋1-2-9、日比谷セントラルビル)の映画製作・配給部門「ワーナー・ブラザース映画」は12月2日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、050-6875-0075)で「怪物の木こり」の公開を記念して出演者らによる舞台あいさつを開く。

12月1日から一般公開される「怪物の木こり」((C)2023「怪物の木こり」製作委員会)。

12月2日9時45分の回上映終了後と13時15分の回上映前に、監督の三池崇史さんをはじめ、主人公の弁護士「二宮彰」役の亀梨和也さん、警視庁のプロファイラー(犯罪心理分析官)「戸城嵐子」役の菜々緒さん、二宮彰の婚約者「荷見映美」役の吉岡里帆さんが舞台に登場してあいさつする。

「怪物の木こり」は2018年に発表された倉井眉介さんのスリラー小説で、第17回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞し、2019年に宝島社から単行本化され(2020年に宝島社文庫)、監督が三池崇史さん、脚本が元フジテレビ社員で、ワーナー・ブラザース映画エグゼクティブプロデューサーの小岩井宏悦(ひろよし)さんが手がけることで、映画化されたサイコスリラーだ。

物語は「怪物の木こり」という絵本に出てくる怪物の仮面を被った犯人が斧で相手の頭を割り、脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生したところからはじまる。犯人は次のターゲットに弁護士の二宮彰を定めた。しかし、二宮の本性は、犯人をも上回るほどの冷血非情なサイコパスだった。

犯人はなぜ脳を奪い、なぜ二宮を標的にしたのか。事件の捜査が進められるなかで、警視庁の天才プロファイラー・戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者で自身もまたサイコパスの外科医・杉谷(染谷将太さん)、そして過去の殺人事件の容疑者・剣持(中村獅童さん)ら、さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合い、事態は次第に混迷していく。

三池崇史さんは1960年大阪府八尾市生まれ、横浜放送映画専門学院(現日本映画大学)を卒業、1991年にVシネマ「突風!ミニパト隊」で監督デビュー、1995年に「新宿黒社会」で初の劇場用オリジナル作品を手がけ、、Vシネマ「極道恐怖大劇場 牛頭」をカンヌ国際映画祭に出品した。

1996年に「極道戦国志 不動」でポルト国際映画祭審査員特別賞、2000年に「オーディション」でロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞とオランダジャーナリズム連盟賞、2002年に「カタクリ家の幸福」でジェルミナーレ国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞などを受賞している。

チケットはローソンチケットにて抽選プレリクエスト先行発売中で、23日23時59分締め切り。30日13時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。作品は「PG12」(小学生以下は保護者の助言・指導が必要)に指定されている。