大丸松坂屋画廊で「冬の夜空」展、坂本藍子、吉澤舞子ら24人

【銀座新聞ニュース=2023年11月30日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は11月30日から12月6日まで羅展鵬さん、市川光鶴さんら24人の作家による「The Starsー冬の夜空の星々」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で11月30日から12月6日まで開かれる「The Starsー冬の夜空の星々」のフライヤー。

2022年12月に「The Stars(ザ・スターズ)-Siriusの煌めき(シリウスのきらめき)」を開いたのに続いて、2023年は「The Stars」とメインタイトルはそのままに、副題を「冬の夜空の星々」とし、台湾の羅展鵬(Lo Chan Peng、ロー・チャン・ペン)さんをはじめ、24人のアーティストが宇宙や星を連想させる作品を展示する。

出品するのは羅展鵬さん、市川光鶴(みつる)さん、今林明子さん、伊豫田晃一さん、王子駿(おう・ししゅん)さん、亀井徹さん、黒木美都子さん、粂原(くめはら)愛さん、小林宏至さん、坂本藍子さん、下重ななみさん、丁子(ちょうじ)紅子さん。

辻本健輝(けんき)さん、津村果奈さん、永瀬武志さん、長野剛さん、HIRO(ヒロ)さん、平林孝央(たかひろ)さん、画家のHiroshi Hayakawa(早川博司)さん、舟木誠一郎さん、松田光司さん、丸山純奈(じゅんな)さん、吉澤舞子さん、吉田然奈(さな)さんの24人。

羅展鵬さんは1983年台湾・嘉義生まれ、2009年に台北の嘉義文化大学美術学部洋画グループを卒業、その後、国立台湾師範大学美術学部の西洋絵画創造グループを修了し、台湾の中国文化大学美術学部美術学科を卒業、2008年に水彩スケッチコンペティションのウェンシレンリリー賞で金賞を受賞している。現在、宣荘大学創造デザイン学部助教授。

市川光鶴さんは1983年愛知県生まれ、1995年に第21回現創展に出品 (その後、2007年まで出品し、1999年に新人賞、2002年、2004年に努力賞 2003年に奨励賞、2005年に大賞、2006年に協会賞、2007年に会長賞)、2004年に第72回独立展に出品し(その後、2012年まで出品し、2007年に新人賞、2011年と2017年に佳作賞、2015年に芝田米三賞、2018年に奨励賞、2019年に損保ジャパン日本興亜美術財団賞)。

2007年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、卒業時に卒業制作研究室賞、2009年に武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵コースを修了、独立春季新人選抜展に出品し(2012年に新人選抜賞)、現在、独立美術協会準会員。

今林明子さんは1985年福岡県生まれ、2008年に福岡教育大学教育学部生涯スポーツ・芸術課程美術専攻を卒業、2010年に佐賀大学大学院教育学研究科を修了、2016年に文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてポーランド・クラクフに留学し、クラフク美術アカデミーの研究生として学んでいる。

2007年に第61回二紀展で入選(以後、毎年出品し、入選。2008年に優賞、2010年に二紀賞、2012年に損保ジャパン美術財団賞、2014年に宮永賞)、2007年に「TURNER ACRIL AWARD(ターナー・アクリル・アワード)2007」で大賞、2009年に第24回ホルベイン・スカラシップ奨学生に選ばれ、2015年に第17回雪梁舎フィレンツェ賞展で佳作などを受賞している。

伊豫田晃一さんは1976年生まれ、画家、グラフィックデザイナーで、「アトリエ白色矮星(はくしょくわいせい)」を主宰している。2003年に第80回記念春陽展で初入選、奨励賞を受賞(2004年、2005年に入選)、2005年に第73回日本版画協会展で入選(2006年に入選)、2008年に第7回高知国際版画トリエンナーレ展で入選している。

王子駿さんは1990年中国福建省生まれ、2011年に来日、2018年に広島市立大学大学院博士前期課程芸術学研究科造形芸術専攻を修了、2020年に同大学大学院博士後期課程芸術学研究科造形芸術専攻を修了、2016年に独立行政法人「国立病院機構 呉医療センター」の中国がんセンターの芸術賞、優秀賞を受賞している。

亀井徹さんは1976年東京都生まれ、日本大学芸術学部美術学科(専攻絵画)を卒業している。2017年にクリスチャン・ディオールの「DIOR HOMME(ディオールオム)2017 夏コレクション」にコラボ作品を手がけた。

黒木美都子さんは1991年東京都生まれ、2014年に多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻を卒業、2016年に同大学大学院美術研究科絵画専攻日本画領域博士前期過程を修了、在学中の2015年に「FACE(フェイス)展2015損保ジャパン日本興亜美術賞展」で審査員特別賞を受賞している。

粂原愛さんは1989年埼玉県生まれ、2015年に多摩美術大学大学院日本画研究領域を修了、在学中の2013年に「ALBION AWARDS(アルビオン・アワード)2013」で金賞、「第13回福知山市佐藤太清賞」で特選、板橋区長賞、2014年に一般財団法人神山財団より第1回奨学生に選ばれ、2015年に「第26回臥龍桜日本画大賞展」で桜賞、「神山財団奨学生成果展」で優秀賞、2016年に「第34回上野の森美術館大賞展」で優秀賞を受賞している。

2017年に公益財団法人吉野石膏美術振興財団より「若手日本画家による展覧会助成」に選ばれ、2019年に吉野石膏美術振興財団より「若手美術家の在外研修に対する助成」に選ばれ、デンマークに滞在、2020年に「Scandinavia-Japan Sasakawa Foundation(スカンジナビア・日本・笹川財団)国際美術交流による展覧会助成」に選ばれている。

小林宏至さんは1988年東京都生まれ、2012年に東洋美術学校造形美術科高度絵画専攻を卒業、2011年に第47回主体展で新人賞(2012年に佳作作家、2013年に秀作作家)、2013年に第64回東洋美術学校卒業制作展で優秀賞、2016年に第2回ホキ美術館大賞展で入選した。

坂本藍子さんは1977年東京都生まれ、2001年に多摩美術大学美術学部絵画学科日本画を卒業、2003年に同大学大学院修士課程を修了、2011年から2014年まで多摩美術大学講師。2001年に雪梁舎フィレンツェ賞展で入選(2004年に入選)、日展で入選(2003年に入選)、2002年に松伯美術館花鳥画展で入選(2004年に入選)、2003年に佐藤美術館第11回奨学生に選ばれ、2004年に福知山市佐藤太清賞公募美術展で入選、2007年に日春展で入選(2009年に入選)、2008年に臥龍桜日本画大賞展で優秀賞、2012年に菅楯彦大賞展で入選、2015年にアートアワードネクスト展で青年会賞、2019年に郷さくら美術館桜花賞展で奨励賞などを受賞している。

下重ななみさんは1995年神奈川県横浜市生まれ、2019年に女子美術大学芸術学部美術学科日本画専攻を卒業、2017年に五美術大学交流展2016でアジア創造美術展賞、2017年に朝日新聞社主催2017年NEXTART展の推薦作品、2018年に第39回三菱商事アート・ゲート・プログラムで入選、2019年に女子美術大学卒業制作で美術館推薦賞、同年に池袋アートギャザリングで栗原画廊賞などを受賞している。

丁子紅子さんは1991年埼玉県生まれ、2013年に女子美術大学絵画学科日本画専攻を卒業、2010年に第36回現代童画展で奨励賞(2011年第37回で入選、2012年第38回で現代童画会賞、会友推挙、2013年第39回で上野の森美術館賞、2014年第40回で第40回記念会友賞、会員推挙、2016年第42回で会員作家賞)、2010年に「日本の自然を描く展」で佳作、2013年に「第5回Next Art(ネクストアート)展」で入選、2014年に「第31回FUKUI(フクイ)サムホール美術展」で入選している。現代童画会会員。

辻本健郎さんは1989年長崎県生まれ、長崎美術学院本科を修了、2013年に第48回昭和会展で松村謙三賞、第11回春季二紀展で奨励賞、「AtelierTakk」を主宰している

津村果奈さんは2020年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻を卒業、卒業時に卒業制作展で優秀賞を受賞している。

永瀬武志さんは2002年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業、卒業時に福沢一郎賞、2004年に同大学大学院美術研究科絵画専攻を修了、2010年から2020年までメッツ絵画教室のメッツ銀座絵画教室講師、2018年に絵画教室「アトリエことりえ」をオープン、2020年に第3回ホキ美術館大賞で入選している。

長野剛さんは1961年東京都生まれ、日本大学芸術学部美術学科油彩科を卒業、デザイン事務所、グラフィックデザイナーを経て、1988年よりフリーイラストレーターとして活動している。CGを使用せず、油絵具を使用した手書きで絵を描いている。

HIROさんは神奈川県生まれ、武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科を卒業、大手電機メーカーに勤務し、2017年にパステル画のインストラクター資格を取得、2018年に日本とフランスの現代美術世界展で入選している。

平林孝央さんは1984年長野県生まれ、2007年に東京学芸大学を卒業、同年に第9回雪梁舎フィレンツェ賞展で優秀賞、2008年に独立展で新人賞、2011年に東京藝術大学大学院を修了、2015年に「Young Art Taipei(ヤング・アート・タイペイ)2015」に出品、同年にロサンゼルスで「Art Collector Starter Kit(アート・コレクター・スターター・キット)」に参加している。

舟木誠一郎さんは1958年東京都生まれ、1981年に花と女性美展で優秀賞、1989年に銀座大賞展で入賞、1994年に神奈川ロータリアン賞展で県議会議長賞、1995年に白日会展でS賞、1997年に吉行淳之介(1924-1994)の「暗闇の声」や狩野洋一さんの「龍の囁き」の装丁を手掛けている。

松田光司さんは1965年愛知県生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了、1989年に「サロン・ド・プランタン賞(同大美術学部卒業制作展)」、同年に「新制作展」で新作家賞を受賞している。

丸山純奈さんは1999年埼玉県生まれ、2019年に女子美術大学短期大学部造形学科美術コースを卒業、2021年に女子美術大学短期大学部専攻科を修了、在学中の2018年に「第14回世界絵画大賞展」で入選、「女子力展2018アートコンペ」で第1位、「第48回純展」で入選、2019年に「全日本アートサロン大賞展」で佳作、「女子美術大学卒業制作」で研究室奨励賞、2022年に第89回独立展で新人賞などを受賞している。

吉澤舞子さんは1987年千葉県生まれ、2008年に女子美術大学短期大学部造形学科絵画専攻を卒業、同年に多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻3年次に編入し、2012年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域を修了している。2009年に雪梁舎美術館フィレンツェ賞展でビアンキ賞、2013年に第13回福知山市佐藤太清賞公募美術展で入選、2014年に第1回Terrada Art Award(テラダ・アート・アワード)で入選、2015年にART AWARD NEXTⅢ(アート・アワード・ネクスト3)に入選、2017年に第7回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展で入選している。

吉田然奈さんは1986年東京都生まれ、2013年に「TAGBOAT AWARD(タグボート・アワード)」で審査員特別賞(山本美知子賞)を受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)。入場は無料。作品は「すみれ画廊」のHP(https://gallerysumire.squarespace.com/japanese/news)で公開しており、販売を受け付けている。