ギャルリー志門で藤田チャコス展、児童文学や民藝品の透明性描く

【銀座新聞ニュース=2024年2月11日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は2月12日から17日まで藤田チャコスさんによる個展「水辺に集う」を開いている。

ギャルリー志門で2月12日から17日まで開かれる藤田チャコスさんの個展のフライヤー。

女流画家の藤田チャコスさんが「幼いころ親しんだ児童文学や民藝品の中にある透明性に憧れ描いた」作品を展示する。

s+arts(スプラスアーツ)によると、藤田チャコスさんは日々の感情の煌(きら)めきや、人との出会いなどから浮かびあがるイメージを、日記をつけるような感覚で多くの色彩を用いて表現している。

また、藤田チャコスさんは「『鬱屈して死にそうだった思春期の自分自身』」と振り返り、「かつてシャイム・スーティン(ロシア生まれのフランスの画家、Chaim Soutine、1893-1943)の絵に深く感動し生きることへの希望を見出してたように、自分を知り、より自身を正直に表現することで、いつか誰かの人生がより良くなる方向に進むきっかけになれるようにと願い、制作」している。

藤田チャコスさんは1982年神奈川県生まれ、2009年に多摩美術大学造形表現学部を卒業、2011年に同大学大学院美術研究科を修了している。2007年から2010年まで独立画家協会展に出品し、3回入選、2008年から2014年まで女流画家協会展に出品し、6回入選している。2008年に相模原芸術家協会に入会、2013年に「リキテックスアートプライズ2013」に入選している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。