平田牧場が都心の飲食店等で29日限定「金華豚」料理29%引き

【銀座新聞ニュース=2024年2月25日】「平田牧場店」などを展開する平田牧場(山形県酒田市みずほ2-17-8、0234-22-8612)は2月29日に「金華豚料理 平田牧場極 KITTE丸の内店」(千代田区丸の内2-7-2、JPタワー、03-6256-0829)などで「4年に一度の肉の日!29%OFFキャンペーン」を実施する。

平田牧場は2月29日に「金華豚料理 平田牧場極 KITTE丸の内店」などで実施する「4年に一度の肉の日!29%OFF(オフ)キャンペーン」のフライヤー。

4年に一度の「2月29日」に限定したキャンペーンで、都心店では「金華豚料理平田牧場極(きわみ)KITTE(キッテ)丸の内店」は「純粋金華豚しゃぶしゃぶコース」を1万2000円から8520円に割り引く。「とんかつと豚肉料理 平田牧場 東京ミッドタウン店」(港区赤坂9-7-3、東京ミッドタウンガレリア、03-5647-8329)は「平田牧場金華豚ロースかつ膳(150グラム)」を2800円から1988円にするほか、物販では「冷凍 平田牧場金華豚切出し500グラム」を1620円から1150円にする。

また、「とんかつと豚肉料理 平田牧場 玉川高島屋S・C店」(世田谷区玉川3-17-1、玉川高島屋S・C本館、03-3700-1729)は「平田牧場金華豚ロースかつ膳(150グラム)」を2800円から1988円にするほか、「手ごねメンチかつ」を650円から462円にする。

さらに、オンラインでは対象商品を購入すると、ポイントを29倍にする。

平田牧場では「純粋金華豚(きんかとん)」(純粋種)と「金華豚」(交配種)の2種類を飼育しており、金華豚は、日本国内では平田牧場を含め2カ所でしか飼育されていない。国内産の豚の出荷量は年間で約1600万頭で、平田牧場の「純粋金華豚」の出荷量は1000頭にも満たない。

また、成熟日数は一般の豚と比べて格段に長くかかり、国内の一般的な豚と比べると身体がふた回りも小さく、その出荷体重は60キロから70キロ。中型品種と言われる「黒豚」よりもさらに小さい豚で、飼育時間とコストはかかるが、肉量は少ししか取れない豚という。しかし、その極上の肉質は食のプロからも高い評価を得ている。

ウイキペディアによると、「金華ハム」はイタリアのプロシュット・ディ・パルマ、スペインのハモン・セラーノと並んで世界3大ハムの1つに数えられている。1991年に東京農業大学教授の小泉武夫さんらが金華ハムを分析し、日本発酵工学会で発表した分析によると、金華ハムの水分は23.9%、たん白質が23.7%、油脂が44.3%となっており、食肉加工食品としてはかなり水分が少ないのが特徴という。

また、遊離アミノ酸が大きく増えており、生豚肉に対してグルタミン酸が1.6倍、イノシン酸は4倍になっていた。カビを付けることで水分を抜き、発酵による作用で旨みを増すプロセスは、鰹節と同じメカニズムではないかと考察されている。

平田牧場は会長の新田嘉一(かいち、1933年生まれ)さんが1964年に「食肉直売所」を開設したのがはじまりで、1967年に「株式会社平田牧場」を設立、1971年に無添加ソーセージ(無添加ポークウインナー)の開発に着手し、1973年から生活クラブ生協との交流を開始、1974年に「平牧(ひらぼく)三元豚」(1990年代まで平牧黒豚として販売)の開発を開始、1986年に完全無添加ソーセージ(無添加ポークウインナー)を完成した。

1988年に中国より世界3大ハムの一つに数えられる金華ハムの原料となる「金華豚」を導入、1993年に「平牧桃園豚」の販売を開始(現平牧金華豚)、1997年に「飼料用米」を使った「こめ育ち豚」を開発(飼料用米プロジェクト)、1999年に新田嘉一さんが会長に、息子で1980年に成城大学経済学部を卒業、副社長の新田嘉七(かしち、1957年生まれ)さんが社長に昇格した。2013年にJPタワー(KITTE)に「金華豚料理 平田牧場 極」を出店、2018年に一般社団法人「日本養豚協会(JPPA)」が開く「飼料用米活用畜産物ブランド日本一コンテスト2018」にて飼料用米プロジェクトが最高の農林水産大臣賞を受賞した。

営業時間は丸の内店が昼が11時から15時、夜が17時から22時、ほかは11時から21時(土日祝は20時)。