日本橋「ゴールド・ボーイ」公開で岡田将生、黒木華ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年3月4日】中堅の映画配給会社の東京テアトル(新宿区新宿1-1-8、御苑テアトルビル、03-3355-1010)と中堅配給会社のチームジョイ(渋谷区神宮前6-35-3、コープオリンピア、03-5468-2447)は3月9日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「ゴールド・ボーイ」の公開を記念して出演者らによる舞台あいさつを開く。

3月8日から一般公開される「ゴールド・ボーイ」((C)2024「ゴールド・ボーイ」製作委員会)。

9日12時10分の回上映終了後と16時の回上映前に、監督の金子修介さんをはじめ、実業家の婿養子で主人公の「東昇」役の岡田将生さん、安室朝陽の母親「安室香」役の黒木華(はる)さん、東昇の犯行を目撃してしまう「安室朝陽」役の羽村仁成(じんせい)さん、父親を刺して義理の兄、浩と逃亡生活をおくる「上間夏月」役の星乃あんなさん、安室朝陽の小学校時代の同級生で義理の妹の夏月と逃亡する「上間浩」役の前出燿志(まえで・ようじ)さん、東昇の妻「東静」役の松井玲奈さんがが舞台に登場してあいさつする。

「ゴールド・ボーイ」は2020年に「バッド・キッズ 隠秘之罪」のタイトルでドラマ化された作品で、原作は中国のズー・ジンチェン(紫金陳)さんの小説「悪童たち」で、舞台を沖縄に移して映画化したクライム・エンターテインメントという。監督は金子修介さん、脚本は港岳彦さんが手がけた。

物語は実業家の婿養子である東昇が、ある目的のため、義理の両親を崖の上から突き落として殺害するところからはじまる。それは完全犯罪のはずだったが、3人の少年少女がその現場を偶然にもカメラでとらえてしまう。それぞれ複雑な家庭環境や家族の問題を抱える少年たちは、東を脅迫して大金を手に入れようと画策する。殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは。

金子修介さんは1955年東京都渋谷区生まれ、東京学芸大学教育学部を卒業、1978年に日活に入社し、日活ロマンポルノの助監督を経て、1984年に「宇能鴻一郎の濡れて打つ」で監督デビューし、同年に横浜映画祭新人監督賞を受賞し、1984年ににっかつ撮影所の契約社員となり、1985年に「ニュー・センチュリー・プロデューサーズ」へ移籍し、その後、フリーとなり、1988年に「1999年の夏休み」で横浜映画祭監督賞、1995年に「ガメラ・大怪獣空中決戦」でブルーリボン監督賞、1996年に「ガメラ2 レギオン襲来」で第17回日本SF大賞を受賞した。

「1999年の夏休み」でニューヨーク美術館ニューディレクターニューフィルムに選出され、2006年に「デスノート前後編」が香港、韓国でヒットし、アメリカでも公開され、ブリュッセル映画祭で観客賞を受賞した。2000年に「クロスファイア」、2001年に「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」、2006年に「デスノート」、2012年に「百年の時計」、2013年に「生贄のジレンマ (上・中・下)」などを監督、2022年に「信虎」がマドリード国際映画祭2022で「外国語映画部門 最優秀監督」を受賞している。

チケットはすでにチケットぴあを通じて先行抽選を販売中で、5日11時締め切り。6日10時から一般発売する。料金は全席指定で2600円均一。作品は「PG12」(小学生以下は保護者の助言・指導が必要)に指定されている。