志門で「万葉集と日本画」展、遠藤ユキ子、林不一、辻村和美ら

【銀座新聞ニュース=2024年3月4日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は3月4日から9日まで「第7回万葉集と日本画」展を開いている。

ギャルリー志門で3月9日まで開かれている「第7回万葉集と日本画」展のフライヤー。題字は書家の熊谷雲炎さんが描いている。

青木園さんや遠藤ユキ子さんら14人の画家が万葉集から1句ずつ選んで、それに合わせた絵を描いている。2018年から第1回目がはじまり、2024年の今回が7回目になる。

今回、出品しているのは青木園さん、遠藤ユキ子さんのほか、伊達もくらん(木蘭)さん、甲斐めぐみさん、女流画家の林不一(ふいつ)さん、

栗田成己(なるみ)さん、久実(松本久美)さん、女流画家の賀川明泉(かがわ・めいせん)さん、横山タケ子さん、くわ原雅美さん、

辻村和美さん、藤倉春日さん、大舎(おおしゃ)久美子さん、おじまりゑ(おじま・りえ)さん。また、題字も含めて書は熊谷雲炎(くまがい・うんえん)さんが描いている。

ウイキペディアによると、万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集で、天皇、貴族から下級官人、防人(さきもり)などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めており、成立は759(天平宝字3)年以後とみられる。

日本文学における第一級の史料であると同時に、方言による歌もいくつか収録されており、そのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても重要な史料とされている。

万葉集の成立に関しては詳しいことはわかってないが、大伴家持(おおともの・やかもち、718-785)編さん説が最有力とされている。ただ、1人の編者によってまとめられたのではなく、巻によって編者が異なり、大伴家持の手によって20巻に最終的にまとめられたとするのが妥当とされている。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。