丸善丸の内でこみねゆら「かばん」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年3月2日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は3月5日から27日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーでこみねゆらさんによる「かばん」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で3月5日から27日まで開かれるこみねゆらさんの「かばん」原画展に出品される絵本の表紙。

絵本作家、イラストレーター、人形作家のこみねゆらさんが2023年11月9日に創作絵本「かばん」(講談社、税込1320円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

絵本の内容は、すてきな“かばん”が落ちていたので、ぞうさんはもちあげてみたり、ろばさんがひっぱってみたり、やぎさんがかんだりし、動物たちがかわるがわる、あけてみようとするが、どうにもかばんはあかない。そこへ、今度はネックレスをつけた女の子がやってきてついに・・・。ひとつの茶色いかばんをめぐる、ちいさくてかわいいお話を書いている。

こみねゆらさんは1956年熊本県熊本市生まれ、東京藝術大学美術学部絵画科を卒業、同大学大学院を修了、1985年にフランス政府給費留学生としてフランスに留学し、エコール・デ・ボザールで学び、絵本、人形の仕事をはじめ、1992年に絵本「レ・デュ・スール(Les deux soeurs、ふたりの姉妹)」でデビューし、1994年に帰国した。

2004年に「さくら子のたんじょう日」(文・宮川ひろさん)で第10回日本絵本賞、2012年に「ともだちできたよ」(文・内田麟太郎さん)で第18回日本絵本賞を受賞した。2015年に「オルゴールのくるくるちゃん」で講談社出版文化賞絵本賞を受賞した。

開場時間は9時から21時(最終日は20時)。