サッポロライオンが春の食材、7丁目店で桜見と復刻メニュー

【銀座新聞ニュース=2024年3月8日】ビール系飲料業界第4位のサッポロホールディングス(渋谷区恵比寿4-20-1)グループのビヤホール、レストランなどを運営するサッポロライオン(中央区八丁堀4-3-3、ダイワ京橋ビル)は4月30日まで創業125周年記念として料理イベント「SPRING FEST」を実施している。

サッポロライオンが4月30日まで全国のチェーン店で開いている「SPRING FEST(スプリングフェスト)」で、「銀座七丁目店」では「ラムチョップのグリル」など3品を提供している。

また、開業90周年を記念して「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」(中央区銀座7-9-20、銀座ライオンビル、03-3571-2590)では、4月15日まで店内を桜で装飾した「お花見ビヤホール」を実施している。

さらに、開業90周年を記念して「銀座七丁目店」で4月30日まで3品の復刻メニューを提供している。

1899(明治32)年8月4日に「恵比壽ビヤホール」がヱビスビール(1887年に設立された日本麦酒醸造が1890年に発売した恵比寿麦酒)のプロモーション店舗として、銀座の新橋際にオープンしたのがサッポロライオンの発祥であり、日本での「ビヤホール」のはじまりとしており、この125周年記念イベントとして、「未知なる食材との出会いの春」をテーマにした料理フェア「SPRING FEST(スプリングフェスト)」を実施している。

今回の目玉食材は「赤身肉のシャンパン」と称される、英国ウェールズの牧場で放牧して飼育された仔羊肉の「ウェールズ産スプリングラム(ウェルシュ・ラム)」で、ジューシーな骨付きの「ラムチョップ」と、赤身の「ラムランプ」を使用している(使用部位は店舗ごとに異なる)。

旬の野菜としては長崎県産アスパラガス、魚介類としては北海道別海町(べつかいちょう)で「別海町」公認酒場を運営するサッポロライオンが別海町の帆立をフェアの食材に選んだ。

サッポロライオンが4月15日まで創業90周年になる「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」の店内を桜で装飾した「お花見ビヤホール」に。

「銀座七丁目店」では「ラムチョップのグリル」(税込1958円)、「帆立のフライ」(1078円)、「蒸しアスパラガス」(748円)を提供している。

また、銀座七丁目店では開業90周年記念で「懐かしの一品」メニュー計3品を4月30日まで販売している。「セミドライソーセージ(カルパス)」(660円)、「コンビーフポテト」(930円)、「炙りシメ鯖」(1100円)の3品。

サッポロビールによると、「ビヤホールライオン銀座七丁目店」は1934(昭和9)年4月8日に大日本麦酒(1906年9月に大阪麦酒(現アサヒビール)、日本麦酒(恵比寿ビールを製造)、札幌麦酒(現サッポロビール)が合併して誕生し、1949年に朝日麦酒と日本麦酒(現サッポーロビール)に分割)の本社ビルとして竣工した銀座ライオンビルの1階に誕生した。

創建当時のままの姿を残す「ビヤホールの殿堂」で、入口正面のビール麦を収穫する婦人たちを描いたガラスモザイク大壁画をはじめ、照明や柱、壁など店内各所は昔からの装飾で彩られ、昭和初期のレトロな雰囲気を味わえるとしている。また、2022年2月17日に銀座ライオンビルは国の登録有形文化財(建造物)に登録されている。

最終日の4月15日の16時30分と18時30分、20時30分に「お花見フィナーレコンサート」を開く。

営業時間は11時30分から22時(金・土曜日、祝日前日22時30分)。