コンビニ7社2月売上高6%増、店舗数21カ月前年割れ、客単価増に

【銀座新聞ニュース=2024年3月22日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は3月21日、コンビニ7社の2月の統計調査(既存店ベース)を発表した。

合食(中央区日本橋小網町6-7、第2山万ビル)は3月25日からカレーハウスCoCo壱番屋が監修した「いかの姿あげ チーズカレー風味」(4枚入り税別130円)をコンビニで発売する。4月1日からスーパーでも販売する。ポークカレーの濃厚さに、トッピングのチーズを合わせたチーズカレーの味わいをイメージしている。「いかの姿あげ」は「大塩するめ」ブランドの中の主力商品という。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向をまとめている。

コンビニ7社の2月の売上高は前年同月比5.7%増の8574億2300万円と3カ月連続のプラスとなった。2月はパン、デザート、ソフトドリンク、玩具などが好調に推移したことに加え、閏(うるう)年の影響もあり、売上高が前年を上回った。また、2月は閏年の影響を除いても、売上高は前年を上回っている。また、客単価は2カ月ぶりのプラスだった。

商品別では全体の36.1%を占める「日配食品」が同6.4%増と24カ月続けてプラス、26.9%を占める「加工食品」が同8.7%増と22カ月続けてプラス、31.9%を占める「非食品」が同4.4%増と4カ月ぶりにプラス、5.1%を占める「サービス」は同4.3%減と2カ月続けて前年を下回った。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

森永乳業は4月2日から「森永アロエ&ヨーグルト つぶ盛り」(税別183円)をコンビニなどで発売する。1994年12月から販売している「森永アロエヨーグルト」シリーズで、ヨーグルトに、しっかりとした食感のアロエ葉肉粒数を300%入れた、“つぶ”盛りだくさんの食感を味わえる。

店舗数は同0.3%減の5万5657店と21カ月続けて前年実績を下回った(2024年1月5万5657店、2023年12月5万5713店、11月5万5771店、10月5万5746店、9月5万5790店、8月5万5810店、7月5万5772店、6月5万5742店、5月5万5724店、4月5万5759店、3月5万5739店、2月5万5852店、1月5万5787店、2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店。

2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。

また、前月比では2月が1月と同じで横ばいとなった。

来店客数は4.3%増の11億7350万人と14カ月続けてのプラスだった。客単価は同1.4%増の730.7円と2カ月ぶりに前年を上回っている。