【銀座新聞ニュース=2024年4月3日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は4月3日から8日まで11階催事場で「第103回世界の酒とチーズフェスティバル」を開く。
1975年からはじまった「世界の酒とチーズフェスティバル」(当時は「洋酒展」で、ウイスキーを中心にオーストラリアの輸入肉とともに販売)は、日本の百貨店でもっとも歴史のあるワインフェアで、当時は高価であったワインを試飲してから購入できるというスタイルが画期的だったという。
103回目の今回は世界34カ国、ワインの輸入業者60社が出店し、900種類、約2万本のワインを取りそろえ、ワインの他にチーズやドライフルーツなど200種類のおつまみを販売する。また、完全入れ替え制にして、試飲も開く。
今回は「春本番!心躍るロゼ&オレンジワインたち。」と題して、オーストラリアのマーガレット・リヴァー地区の「ディープウッズ社」の「ディープウッズ ハーモニーロゼ(Deep Woods Harmony Rose)」(辛口、3168円)、アメリカ・カリフォルニアの「エインシャント・ピークス社」の「ワン・ストーンロゼ(One Stone Rose)」(辛口、3366円)。
イタリア・アプルッツオの「カンティーナ オルソーニャ社」の「ルナリアプチェファーロ オレンジ マルヴァジア(lunaria Bucefalo Orange Malvasia)」(辛口、2574円)、イタリア・エミリア・ロマーニャの「トレ・モンティ社」の「ロマーニャ・アルバーナ オレンジワイン(Romagna Albana Orange Wine)」(辛口、3366円)を販売する。
「ネクストブレイクワインはこれ!」としては、ポルトガルのペニンシュラ・デ・セトゥーバル地区の「アバディア・デ・サボレス社」の「コップ ロゼ(Koppu Rose)」(2118円)、ドイツのラインヘッセン地区の「フレイ」の「リースリング・ファインヘルプ(Riesling feinherb)」(白、2280円)。
イタリア・トスカーナの「バルバネーラ」の「サンジョヴェーゼ・ビアンコ(Sangiovese Bianco)」(白、2079円)、アゼルバイジャンのギュルギョル地区の「ギュルギョル」の「カゴール・カベルネ・ソーヴィニヨン(Kagor Cabernet Sauvignon)」(赤、2970円)、南アフリカのウエスタンケープの「ブーケンハーツ・クルーフ」の「ザ・ウルフトラップ・レッド(The Wolftrap Red)」(赤、1584円)を販売する。
初登場のおすすめワインとしては、スイスのディヂーノ地区の「セッテマッジオ」の「カナ(Cana)」(白、6732円)、カナダのオンタリオの「トレイル・エステート」の「ホワイト ペット・ナット(White Pet Nat)」(微発泡白、3762円)、ギリシャのケファロニア島の「ハリタトス・ヴィンヤード」の「マドモワゼル・ハリタトゥ(Mademoiselle Haritatou)」(赤、3663円)を販売する。
また、ワインに合わせたチーズとして、デリスクランベリーの「赤ワインチーズセット」(1188円)とデリスパパイヤの「白ワインチーズセット」(1188円)を用意した。チーズ専門店「フェルミエ」のチーズケーキ「碧(あお)」(1個684円)、「芽(めい)」(1401円、2種セットで1188円)などもある。
9日18時30分から「後夜祭」として、「コミュニケーションデザイン」代表で、ボルドー委員会の公認講師、コミュニケーション・トレーナー 協会本部の公認トレーナーの堀口瑞予(みずよ)さんが「再発見!フランス・ボルドーワインの魅力」について語る。
当日はワインテイスティング2種類(フランスボルドー地方メドック2級格付けワインと・シャトー・コス・デストゥルネル2006&2019)、13階の「XEX東京」シェフ特製おつまみ 1プレートをつけて、参加費用は5000円。
堀口瑞予さんは群馬県高崎市生まれ、明治大学文学部文学科仏文学専攻を卒業、1987年に日本航空に入社、客室乗務員として約20年間、国際線に勤務し、客室乗員訓練部教官として主にヨーロッパ、アジア基地の新人外国人乗務員の主任教官として、社員教育・指導に携わった。
営業時間は10時(初日は14時)から20時まで。入場料は3000円(3300円分の買い物サポ-トクーポンがつく、当日券は3300円)で、事前予約制。3日は14時から16時、17時から19時の2回。4日から8日は11時から13時、14時から16時、17時から19時の1日3回。