志門で「黒白」展、大久保宏美、小鶴幸一、硯川秀人ら20人

【銀座新聞ニュース=2024年4月15日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は4月15日から20日まで「Monochrom展 黒と白の世界」を開いている。

ギャルリー志門で4月15日から20日まで開かれている「Monochrom(モノクローム)展 黒と白の世界」のフライヤー。

絵画の磯部隆さんをはじめ、20人の作家が新作を中心に「黒と白」のモノクロームで描いた作品を展示する。

今回、出品するのは磯部隆さん、大久保宏美さん、大島由美子さん、奥野由利さん、小野寺恵美さん、小鶴幸一さん、小林哲郎さん、作宮隆さん、硯川(すずりかわ)秀人さん、田鶴濱洋一郎さん、田中正巳さん、田辺修さん、長沢晋一さん、平塚良一さん、深尾良子さん、古田由美子さん、渡邊佐和子さんの20人。

磯部隆さんはモダンアート協会絵画部准会員。

大久保宏美さんは1968年神奈川県横浜市生まれ、1985年に武蔵野美術短期大学美術科油絵専攻を卒業、1986年に同短期大学専攻科を修了、修了制作で優秀賞、1986年に第54回独立展に出品(以降、毎回出品、1997年に新人賞、2000年、2002年、2003年、2005年に奨励賞、2006年に中山賞、2007年に独立賞、2007年に会員推挙)、第9回JAG展で金賞(1987年にJAG賞)、1993年に神奈川県女流美術家協会展でQアート賞(1995年に協会賞、1997年に会員推挙、2002年に安藤為次賞、2008年に神奈川県立近代美術館賞)。

1994年に神奈川独立美術展でS氏賞(2006年に第30回で記念賞)、2000年に現代日本美術展で新潟市美術館賞、2002年に朝日チューリップ展で大賞などを受賞し、現在、独立美術協会会員、神奈川県女流美術家協会会員、日本美術家連盟会員。

大島由美子さんは東京都荒川区生まれ、1981年に第15回文化庁現代美術選抜展に出品、2000年に安田火災美術財団奨励賞、2018年に春陽展で中川一政賞などを受賞し、現在、春陽会絵画部会員、日本芸術家連盟会員、日本建築家芸術工芸協会会員。

奥野由利さんは行動美術協会会員。

小野寺恵美さんは日本建築美術工芸協会会員。

小鶴幸一さんは1948年福岡県飯塚市生まれ、1972年に武蔵野美術大学油画科を卒業、1974年にパリ国立美術大学に留学し、1985年にサロン・ドードンヌ会員になり、1987年にフランスの「カーニュ・シュル・メール国際絵画展」で審査委員賞を受賞、1991年に帰国し、青、緑、赤、白、黒の色面とグリッドによって制作している。

小林哲郎さんは1958年生まれ、1981年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業、1996年に第6回ART BOX大賞展(以降4回出品、1997年ギャラリー賞)、2003年に第5回フィレンツェ賞展に出品(2003年に佳作賞、2008年にビアンキ賞)、2009年に(財)美術育成財団雪梁舎の支援にてイタリアで研修(2008年のフィレンツェ賞展にてビアンキ賞の副賞)、2020年に第3回宝龍芸術大賞展(上海、宝龍芸術センター)で3等賞を受賞した。

作宮隆さんは1954年石川県金沢市生まれ、1978年に金沢美術工芸大学商業デザイン専攻を卒業、これまでに朝日広告賞特別賞、日経広告賞第1席、日本環境賞銀賞、フジサンケイ広告賞優秀賞などを受賞し、ロンドン国際CMフェスティバルでファイナリストに選ばれている。

硯川秀人さんは1955年熊本県生まれ、専修大学経済学部を卒業、武蔵野美術短期大学を卒業、1983年に毎日現代美術展で大賞候補、1988年にロータリアン賞洋画展でロータリアン賞、1989年に一陽展会員に推挙、1991年にTAMON(タモン)賞展で優秀賞、1993年に一陽展で安田火災財団奨励賞(2006年に赤津流賞)、1994年にリキテックスビエンナーレで奨励賞などを受賞、CAFネビュラ協会会員、一陽会会員で東京工芸大学非常勤講師。

田鶴濱洋一郎さんは1949年栃木県生まれ、1976年にフランスにわたり、パリのサロン・ドートンヌに出展、1977年から1978年にサロン・ド・ジュンヌバンチュールに出展、1979年に個展を開き、1988年に韓国・ソウル「88世界今日の美術展」に参加している、和紙と墨を使って抽象絵画を制作し、作品に題名をつけない。

田中正巳さんは1947年和歌山県生まれ、1963年に和歌山県展で入選、1970年に金沢美術工芸大学油絵科を卒業、1984年に武蔵野美術学園版画科を修了、1986年に多摩総合美術展で大賞、1987年に行動展で入選(以降毎年出品し、1991年に新人賞、1992年に会友に推挙)、1987年に第1回多摩秀作美術展で入選(以後、最終回の2007年の第21回まで連続入選)、1990年に上野の森美術館大賞展に入選(以降1998年まで出品)、1992年に第1回小磯良平大賞展で入選。

1993年に第4回多摩大賞TAMAうるおい美術展で優秀賞、同年に行動美術新人選抜展に出品、1994年に行動美術賞、会員に推挙され、2002年に第5回人間賛歌大賞展で佳作賞、2003年に第9回朝日チューリップ展で準大賞、2006年に第20回多摩秀作美術展で佳作賞などを受賞している。行動美術協会会員。

田辺修さんは1940年山口県生まれ、1970年に武蔵野美術短期大学を卒業、1982年に日動画廊主催の第5回現代の裸婦展で大賞を受賞している。

長沢晋一さんは1949年埼玉県生まれ、1973年に武蔵野美術大学実技専修科を卒業、主体美術協会会員。

平塚良一さんは1947年埼玉県生まれ、1970年に日本大学理工学部工業化学科を卒業、1975年にパリ国立美術学校絵画科ディプロムを取得、1976年にパリ・ヴィトリー市11月展で入選、1981年に埼玉・美術の祭典で入選、1981年にモダンアート協会展に出品(以降、1989年までと1992年から2004年まで出品、1984年に絵画部門賞、1986年に協会会員に推挙されている。

深尾良子さんは埼玉県川越市生まれ、女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻を卒業、1996年に茨城県展で入選(以降、2003年まで出品、1998年、1999年、2000年に奨励賞、2002年に特別賞)、1997年に女流画家協会展で入選(以降、2004年まで出品)、2000年に新製作展に入選、2002年に第1回利根山光人記念大賞ビエンナーレきたかみで入選、門前町現代きりえ特別展で優秀賞、2007年に新象展でクサカベ賞などを受賞している。

古田由美子さんは1985年に女子美術大学芸術学部芸術学科造形学を卒業、現在、自由美術協会会員。

渡邊佐和子さんは東京都渋谷区生まれ、2008年から毎年「墨人会」の墨人東京展と京都展に出品している。また、美術展としても2009年から毎年黒の詩展に、2013年から毎年「NAU21世紀美術連立展」(新国立美術館)に出品している。森田子龍(1912-1998)に師事し、現在、森田子龍が結成した「墨人会」会員、NAU(New Artists Unite)代表。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。