ピカデリ「陰陽師0」公開で山﨑賢人、染谷将太、奈緒ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年4月9日】アメリカ映画業界第3位、ワーナー・ブラザースグループの日本の映画配給会社、ワーナー・エンターテイメント・ジャパン(港区西新橋1-2-9、日比谷セントラルビル)の映画製作・配給部門「ワーナー・ブラザース映画」は4月20日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、050-6875-0075)で「陰陽師0」の公開を記念して出演者らによる舞台あいさつを開く。

4月19日から一般公開される「陰陽師0」((C)2024映画「陰陽師0」製作委員会)。

20日11時20分の回上映終了後と14時50分の回上映前に、監督の佐藤嗣麻子さんをはじめ、主人公の陰陽寮の学生「安倍晴明」役の山﨑賢人さん、醍醐天皇(885-930)の孫で雅楽家「源博雅(みなもとの・ひろまさ、918-980)」役の染谷将太さん、醍醐天皇の皇孫「徽子女王(きし・じょおう、929-985)」役の奈緒さん、陰陽寮の学生「平郡貞文」役の安藤政信さん、醍醐天皇の第14皇子の村上天皇(926-967)の「帝」役の板垣李光人(りひと)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「陰陽師(おんみょうじ)」シリーズは紫綬褒章作家の授夢枕獏さんが、平安時代の陰陽師・安倍晴明(あべの・せいめい、921-1005)の活躍を描いた伝奇小説で、晴明のパートナーとして同時代の貴族で楽人の源博雅が登場し、初出は「オール讀物」1986年9月号に掲載された短編小説「陰陽師」(単行本収録時に「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」に改題)で、単行本は1988年に第1作「陰陽師」が刊行されて以降シリーズ化されている。

1993年に岡野玲子さんによりマンガ化され、2001年4月からNHKからテレビドラマ化され、その後、2015年と2020年にテレビ朝日系でドラマ化され、2001年に「陰陽師」が映画化され、2003年に「陰陽師Ⅱ」が公開され、2000年と2002年に舞台化もされ、2013年には歌舞伎化されている。

「陰陽師0(おんみょうじゼロ)」は陰陽師・安倍晴明を描いた授夢枕獏さんの小説「陰陽師」シリーズを原作に、安倍晴明が陰陽師になる前の物語を、夢枕獏さんの全面協力のもと、完全オリジナルストーリーで映画化した。佐藤嗣麻子さんが監督・脚本を手がけ、作家の加門七海(かもん・ななみ)さんが呪術監修を担当した。

物語は呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代が舞台で、青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。

ある日、彼は貴族の源博雅(みなもとの・ひろまさ、918-980)から、皇族の
徽子女王(きし・じょおう、929-985)を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。

佐藤嗣麻子さんは1964年岩手県水沢市生まれ、阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業、1987年にロンドン・インターナショナル・フィルム・スクールに留学し、1992年に映画「ヴァージニア(Tale of a Vampire)」で監督デビューし、東京国際ファンタスティック映画祭でアボリアッツ大賞を受賞、1995年に映画「エコエコアザラク」を発表、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭’95批評家賞(南俊子賞)を受賞している。

また、白組と組んだ「天下一品」ラーメンのCMで話題になり、カプコンのゲーム「鬼武者」のオープニングMOVIE(ムービー)ではSIGGRAPH(シーグラフ)2000最優秀賞、2006年にドラマ「アンフェア」で第48回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞を受賞している。2012年4月に映画監督の山崎貴さんと結婚している。

チケットはローソンチケットにてプレリクエスト先行抽選を発売中で、9日23時59分締め切り。16日13時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。