デニーズがチーズペペロンチーノ等原田慎次監修のメニュー

【銀座新聞ニュース=2024年4月22日】日本最大の流通グループ、セブン&アイ・ホールディングス(千代田区二番町8-8、03-6238-3000)傘下で、ファミリーレストランの「デニーズ」などを展開するセブン&アイ・フードシステムズ(千代田区二番町4-5、03-6238-3570)は4月23日からデニーズ築地店(中央区築地3-4-12、03-5565-3466)など全店で原田慎次さんが監修したメニューを提供する。

デニーズ築地店などで4月23日から販売する「アロマフレスカ銀座」のオーナーシェフの原田慎次さんが監修したメニュー。

イタリア料理の「アロマフレスカ(Aroma fresca)銀座」(中央区銀座2-6-5、GINZA TRECIOUS、03-3535-6667)のオーナーシェフの原田慎次さんが監修したメニューを提供する。

メインは「桜海老と春キャベツのチーズペペロンチーノ」(税込1595円)で、桜海老と春キャベツに、濃厚なチーズソースを絡めたスパゲッティで、アンチョビや海老オイルも合わせている。

また、「食べるコーンスープーグラフォア&パルミジャーノチップ」はまろやかなスープの中にコーンがあり、鶏レバーを使用してフォアグラの風味とくちどけを再現したグラフォアと、パルミジャーノチップが味に深みを与えている。

デザートの「黒蜜とバニラアイスのアフォガート」は冷たいジュレ状のコーヒーにバニラアイスと黒蜜を合わせてある。

「シェフのおすすめコース」(2310円)は、食べるコーンスープ、チーズペペロンチーノ、黒蜜とバニラアイスのアフォガートにライ麦パンがつく。

「シェフのおすすめスープセット」(2035円)は、食べるコーンスープ、チーズペペロンチーノとライ麦パンの組み合わせ。

「シェフのおすすめデザートセット」(1925円)はチーズペペロンチーノ、ライ麦パン、黒蜜とバニラアイスのアフォガートの組み合わせ。

中央区ではほかにデニーズ八丁堀店(中央区八丁堀2-25-10、03-3551-9812)、デニーズ勝どき店(中央区勝どき1-1-1、プラザ勝どき、03-3532-5721)、デニーズ馬喰町店(中央区日本橋馬喰町1-4、03-3666-5655)がある。

ウイキペディアによると、デニーズは1973年にイトーヨーカ堂とアメリカのレストラン大手デニーズ社とが技術援助契約を結び、株式会社デニーズジャパンを設立し、1974年に初の店舗として神奈川県横浜市のイトーヨーカドー上大岡店1階にオープンした(2017年3月20日閉店)。アメリカのデニーズ社から料理全般のレシピ、調理器具類を日本に持ち込み、クラブハウスサンドイッチ、オムレツ、チリ、フレンチトーストなどの洋風メニューや、ステーキ、ハンバーガーなどの本格的なアメリカンメニューを利用できる店にした。

その後、競合他社と同様、郊外型ロードサイド店舗を中心に出店を続け、1980年代のファミリーレストラン黄金期には年間20店舗前後の新規出店を行った。1980年代中頃までは、メニューはアメリカのデニーズと似通っていたが、これはアメリカのデニーズ社と結んでいた契約上、独自のアレンジを加えることが難しかった。1982年に東京証券取引所に上場した(2005年に上場廃止)。

1984年に技術援助契約を解消し、アメリカのデニーズ社から商標権を買い取り、デニーズジャパンは日本国内においてデニーズの商標を自由に使えることになり、以後、独自開発したメニューが中心となり、現在では本家アメリカと共通するメニューはまったく残っていない。1994年の「ファミール」を吸収した以降は麺類、丼物、和風膳などの和食部門が充実し、日本人向けにアレンジした洋風料理と共にメニューの中核を形成している。

1994年にイトーヨーカ堂の完全子会社「株式会社ファミール」から郊外型のレストラン店舗を譲受し、デニーズ店舗へ改装し、イトーヨーカ堂グループにおいては、ロードサイド型レストランの運営はデニーズジャパンに集約され、ファミールはイトーヨーカドー店舗内のレストランや社員食堂などの事業に特化した。

2005年9月にデニーズジャパンはイトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパンと共同で、株式移転により持株会社の「株式会社セブン&アイ・ホールディングス」を設立し、その完全子会社となり、2007年1月にセブン&アイ・ホールディングスが株式会社セブン&アイ・フードシステムズを設立し、3月1日には、デニーズジャパン、ファミール、ヨーク物産(イトーヨーカドー店内でファストフード店「ポッポ」を運営)の3社を、新会社の完全子会社とした。

9月にセブン&アイ・フードシステムズがデニーズジャパン、ファミール、ヨーク物産を吸収合併し、「デニーズ」はセブン&アイ・フードシステムズの店舗ブランドの一つとなった。2022年9月にファストフード店「ポッポ」をイトーヨーカ堂に移管している。

現在、店舗数がデニーズが317店。セブン&アイ・フードシステムズの売上高は2023年2月期が462億2400万円、従業員は1万833人(正社員890人、パート社員9943人)。

原田慎次さんは1969年栃木県生まれ、服部栄養専門学校を卒業、六本木「ヂーノ」(すでに閉店)に入店し、5年間修業し、「ヂーノ2号店」の「ジリオーラ」(港区六本木3-10-9、かし川誠志堂ビル、03-3405-4151)で4年間シェフを務め、1998年に独立して「アロマフレスカ」を広尾で開業、2010年に銀座に移転した。

営業時間は各店に確認を。