大丸松坂屋画廊で米在住の平出俊と丸山恭世2人展、変容を促す

【銀座新聞ニュース=2024年5月23日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は5月23日から29日まで平出俊さんと丸山恭世さんによる「Metamorphoses」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で5月23日から30日まで開かれる平出俊さんと丸山恭世さんの「Metamorphoses(メタモルフォーゼ)のフライヤー。

アメリカを拠点に活動している、彫刻家、立体作家でミッドウェスタン州立大学(Midwestern State University) 芸術学部美術科教授の平出俊(ひらいで・すぐる)さんと画家の丸山恭世(やすよ)さんが「Metamorphoses」(メタモルフォーゼ、変成・変容)と題して2人展を開く。

平出俊さんはメタルと鋳造物、樹脂などを用いて、キネティックアート(kinetic art、動く美術作品または動くように見える美術作品)の技術でモーションが加えられ、異質なもの同士の融合をコミカルに表現している。

丸山恭世さんは渡米してから日々の生活の中で他者と関わりながら見る場面、記憶、空気、色、特定の仕草を制作の動機として、他者とのコミュニケーションから得られる情報と自らの問題を混合することで生じる理想像として「顔」にフォーカスして表現している。

平出俊さんは1969年長野県岡谷市生まれ、1992年に渡米、1999年にウェストバージニア大学芸術学部美術科(彫刻とグラフィックデザイン同時専攻)を卒業、2002年にカリフォルニア州立大学フラートン校芸術学部美術科彫刻修士課程を修了、2003年よりテキサス州のミッドウェスタン州立大学(Midwestern State University) 芸術学部で彫刻、メタルを教え、2016年から同大学芸術学部美術科教授。

丸山恭世さんは1985年神奈川県生まれ、2009年に東京造形大学造形学部美術科絵画専攻を卒業、2011年に同大学大学院造形研究科美術専攻領域を修了、同年にシェル美術賞2011展で家村珠代審査員賞、2012年にリキテックス アートプライズ2012で本秀康賞、2013年に損保ジャパン美術賞展FACE(フェイス)2013で入選、2014年からアメリカ・テキサス州に住んでおり、2018年に「The ARTBOX.PROJECT(アートボックスプロジェクト)New York 1.0」で入選している。

2018年に「VAA 35th Juried Open Exhibition(35回ジュリド・オープン・エクシビション)」で3位、「Fifth Annual ARTSPACE 111 Regional Juried Exhibition(第5回アニュアル・アートスペース111 リージョナル・ジュリド・エクシビション)」で入選、2021年にArt 214で入選、2022年に「NEW AMERICAN PAINTINGS WEST(ニューアメリカン・ペインティング・ウエスト)#162」で入選、「9th Annual Texas Juried Exhibition(第9回アニュアル・テキサス・ジュリド・エクシビション)」で審査員特別賞などを受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。