日比谷「碁盤斬り」大ヒットで草彅剛が御礼挨拶、ひこにゃんも

【銀座新聞ニュース=2024年5月24日】中堅映画配給会社のキノフィルムズ(新宿区西新宿6-5-1、新宿アイランドタワー、03-5908-2262)は5月29日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「碁盤斬り」の大ヒットを記念して、草彅剛さん、ひこにゃんによる御礼の舞台あいさつを開く。

5月17日から一般公開されている「碁盤斬り」((C)2024「碁盤斬り」製作委員会)。

「碁盤斬り」は5月17日に一般公開されて興行通信社によると、17日から19日の初週で4位にランクされた。また、「Filmarks」の初日満足度ランキングで4.2で1位と評価されている。この「大ヒット」を記念して、29日10時30分の回上映終了後、主人公の浪人「柳田格之進」役の草彅剛(くさなぎ・つよし)さんが御礼のあいさつをするため舞台に登場し、映画の舞台のひとつ、滋賀県彦根市(彦根藩)のキャラクター、ひこにゃんが舞台にかけつけて、あいさつをする。

ウイキペディアによると、「碁盤斬り」は古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く作品で、白石和彌さんが初めて時代劇のメガホンをとり、加藤正人さんが脚本を手がけている。また、3月には加藤正人さんが書き下した小説「碁盤斬り 柳田格之進異聞」(文春文庫)を刊行している。さらに、作品はイタリアの第26回ウディネ・ファーイースト映画祭で、ブラック・ドラゴン賞(批評家賞)を受賞している。

「柳田格之進」は元は講釈ネタであったものを落語にした噺で、3代目春風亭柳枝(りゅうし、1852-1900)が得意とし、近年では5代目古今亭志ん生(1890-1973)、子息の10代目金原亭馬生(1928-1982)、3代目古今亭志ん朝(1938-2001)の得意ネタだった。

物語は身に覚えのない罪をきせられたうえに妻も失い、故郷の彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしているところからはじまる。実直な格之進は、かねて嗜む囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心がけている。そんなある日、旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は復讐を決意する。お絹は仇討ち決行のため、自らが犠牲になる道を選ぶ。父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる。

チケットはチケットぴあを通じて、先行抽選を受付中で、26日23時59分締め切り。28日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。プレミアボックスシートはプラス1000円。