志門で阿部克、高橋洋子、霜田文子ら「毒立記念日」

【銀座新聞ニュース=2019年7月1日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は7月1日から6日まで「毒立記念日-孤高への意思」を開いている。

ギャルリー志門で7月6日まで開催されている「毒立記念日-孤高への意思」のフライヤー。

新潟県のNSG美術館(新潟市中央区西船見町5932-561、025-378-3773)で1月5日から2月17日まで開かれた新潟県で活躍する画家、彫刻家などが「毒立記念日 六人の芸術家による反抗の美術展」と題した展覧会に触発されて、ギャルリー志門が銀座で開くことにした展示会だ。

NSG美術館では版画の阿部克志(あべ・かつし)さん、造作物の霜田文子(しもだ・ふみこ)さん、版画の高橋洋子(たかはし・ようこ)さん、ガラス工芸の星名泉(ほしな・いずみ)さん、彫刻の星野健司(ほしの・けんじ)さん、染色織物の松川滋子(まつかわ・しげこ)さんが出品したが、このうち、ギャルリー志門では阿部克志さん、霜田文子さん、高橋洋子さん、星野健司さんの4人と、NSG美術館では出品しなかったが、新潟県で活動するグラフィックデザイナーで画家の近藤武弘(こんどう・たけひろ)さんが参加している。

阿部克志さんは1947年新潟県生まれ、2018年の第86回版画展で入選している。現在、日本美術家連盟会員、新潟市美術協会会員。

高橋洋子さんは1949年栃木県宇都宮市生まれ、女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン専攻を卒業、2008年から新潟を中心に個展を開いている。新潟県展で受賞、2007年に新潟市美術協会の会員賞、2008年に新潟県美術家連盟で会員賞、2016年に新潟県美術家連盟で会員賞、長岡近代美術館賞などを受賞している。現在、日本美術家連盟会員、新潟県美術家連盟会員、新潟市美術協会運営委員理事、副会長。

霜田文子さんは1954年新潟県柏崎市生まれ、2009年から新潟県を中心に個展を開き、グループ展にも出品している。現在、文芸同人誌「北方文学」同人、游文舎企画委員。

星野健司さんは1951年新潟県新潟市生まれ、1976年に多摩美術大学大学院彫刻専攻を修了、在学中に行動美術展に出品、修了後は故郷の巻町へもどり、アトリエを構える。1991年に「日伊国際交流展センツァフロンティエーレ」などに参加し、1993年にアートヒル三好ヶ丘93彫刻フェスタで入賞(岐阜県三好町)、1996年に横浜彫刻展96で入賞、2000年に大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2000に参加(2003年、2006年も)した。

2007年に「第15回センツァフロンティエーレトウキョウ(TOKYO)」(東京)に参加、2010年にワラベ(WARABE)2010(2012年、2014年、2015年、2016年に参加)、2017年に東京・銀座で個展、コンペ「日本芸術センター第6回彫刻コンクール」で審査員賞、コンペ「ゴージマ・リバー・アワード(Dojima River Award)2017ーヌード(NUDE)」で佳作などを受賞している。

近藤武弘さんは1989年に新潟デザイン専門学校グラフィックデザイン科を卒業、株式会社「誠晃舎」(新潟市)にグラフィックデザイナーとして入社、1993年に「新潟県芸術美術展・芸展」に出品、2009年に「第13回新潟アンデパンダン展」に出品(以来、2019年まで毎年出品)、2014年に初の個展を開き、現在、誠晃舎取締役デザイン部長、新潟アンデパンダン展運営委員。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)まで。入場は無料。