京樽寿司調査19年、人気はまぐろ・中とろと赤身、寿司デートは4200円

【銀座新聞ニュース=2019年10月29日】持ち帰り鮨店「京樽」をはじめ、江戸前鮨専門店「すし三崎丸」や回転寿司店「海鮮三崎港」などを展開する京樽(中央区日本橋箱崎町36-2、リバーゲート、03-3527-2860)はこのほど、「すしに関する調査2019」を発表した。

京樽が発表した「すしに関する調査2019」で、コンビニやスーパーの持ち帰りと回転寿司店が利用されていることがわかる。画像は京樽店。

調査は京樽がネットエイジア(中央区新川1-27-8、新川大原ビル、03-3552-8041)の協力によって、9月14日から18日まで20歳から59歳の男女1000人を対象にネットで実施した。11月1日「すしの日」を控えて、寿司に関して調査したもので、2015年から5回目となる。

それによると、すしを食べる頻度は月に1回以上利用する人が「回転寿司店」で31.4%(2018年31.3%、2017年27.2%、2016年28.7%)、「持ち帰り寿司店」で10.4%(10.7%、10.1%、11.3%)、「一般の寿司店」が6.9%(6.3%、6.9%、4.3%)と回転寿司と持ち帰り寿司と一般の寿司店が増えたのに対して、持ち帰り寿司店が減少した。

また、「宅配寿司店」は3.7%(2018年3.0%、2017年2.2%)、「コンビニ・スーパー」は40.5%(38.7%、38.1%)と微増した。ただ、全体としては、コンビニやスーパー、回転寿司店がよく利用される流れが続いている。

回転寿司店、持ち帰り寿司店、一般の寿司店のいずれかで、すしを月に1回以上食べる割合を男女別にみると、男性が34.8%(33.8%、34.0%、35.4%、2015年33.8%)、女性が39.2%(37.6%、31.2%、34.4%、34.2%)で、女性の方が多い傾向が続いている。

「すし」が「好き」と回答したのは88.7%(88.0%、85.8%、88.4%、86.9%)で、「自分はすし通」と思うと回答したのは8.4%(9.6%、6.5%、5.1%)だった。食べるネタの順番にこだわりが「ある」と答えたのは12.8%で、「すし通」と回答した人に限定すると、「ある」が45.2%となった。

また、どのようなふるまいをしている人を「通」と思うかについては、1位は「その日のオススメのネタを聞く」で21.8%、2位は「すし職人さんとの会話を楽しむ」で19.8%、3位は「自分が食べたいものを食べたい順で食べる」で18.6%、4位は「手でつまんで食べる」が17.2%、5位は「出てきたらすしをすぐに食べる」が15.7%となった。

続いて、回転寿司店について、経験したことがある行為を聞いたところ、1位が「同じネタを何度も食べる」で40.8%、2位が「注文したすしだけを食べる」で32.7%、3位が「食べたお皿を色別に重ねる」で32.1%、4位が「食べたことがないネタに挑戦する」で25.7%、5位が「食べたいすしを値段であきらめる」で23.8%となった。

「すし」ランチについては、「ある」が62.3%、予算は「1000円から1500円未満」が34.3%(32.8%)、「1500円から2000円未満」が21.3%(21.9%)で、平均額は1660円(1669円)だった。男女別に平均額をみると、男性が1675円(1623円)、女性が1646円(1715円)だった。

普段のデートですしを食べに行く場合に、想定する1人あたりの料金を聞いたところ、「5000円から1万円未満」が23.8%(26.1%、30.5%、23.8%)でもっとも多かった。平均は4219円(4383円)、男性が4769円(4722円、4323円)、女性が3670円(4044円、3993円)だった。

江戸前寿司で好きなすしネタを聞いたところ、1位は「まぐろ・中とろ」(2018年45.5%で1位、2017年51.7%で1位、2016年43.7%で3位)と「まぐろ・赤身」(41.9%で3位、46.9%で2位、43.8%で2位)が45.8%で同率1位で、「まぐろ・中とろ」は3年連続で1位となった。

3位が昨年の2位から下げた「サーモン」の44.3%(45.3%で2位、46.8%で3位、46.6%で1位)、4位が「ねぎとろ」の33.8%、5位が「いくら」の33.1%だった。

一方、上方鮨で好きなすしネタを聞いたところ、1位が「いなりずし」の26.8%(32.0%、33.6%、42.1%、43.9%)で5年連続で1位、2位が昨年の3位から上がった「ちらしずし」の20.3%(25.6%で3位、23.1%で2位、31.7%で2位)、3位が昨年の2位から下がった「さばの押しずし」の18.9%(26.7%で2位、22.4%で3位、22.9%で3位)だった。

4位が昨年の5位から上がった「あなごの押しずし」の14.1%(17.8%で5位、17.1%で5位、2016年が6位以下)、5位が昨年の4位から下がった「バッテラ」の(18.2%で4位、19.1%で4位、18.1%の5位)だった。