【銀座新聞ニュース=2020年1月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は1月2日から7日まで4階ギャラリーで原田泰治さんによる版画展「美しい日本 ふるさとの詩」を開く。
画家でグラフィックデザイナーの原田泰治(はらだ・たいじ)さんは日本の自然豊かなふるさとの風景や古くから日本に息づく風物詩を描いており、その素朴でありながら心に届く作風で知られている。
原田泰治さんが描くふるさとの姿は、「単なる心象風景ではなく、郷土への深い愛を描いた現代の日本に残る実際のふるさとの風景」(丸善)であり、「自らのふるさとを見つめ、自然の中に慎ましやかに生きている人々の姿の大切さ、美しさを感じ取り、心を込めて」描いている。今回は日本と海外を描いた作品を高精細なレフグラフファイン版画にして展示販売する。
原田泰治さんは1940年長野県諏訪市生まれ、1963年に武蔵野美術大学商業デザイン科を卒業、故郷でデザインスタジオを開設し、デザイナーとして活動、1980年に第29回小学館絵画賞を受賞、1982年から朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界展」を連載、1989年にアメリカで展覧会を開き、1997年に長野冬季オリンピック大会の文化芸術祭に参加、1998年に諏訪湖のほとりに諏訪市原田泰治美術館(名誉館長さだまさしさん)が開館した。
2000年に日本の全国20カ所で「日本の童謡・唱歌100選展」を開き、2008年に上田電鉄1000系電車のラッピング車両「自然と友だち」のデザインを担当している。現在、日本グラフィックデザイナー協会会員、クロアチア共和国ナイーブ美術協会名誉会員、中国・上海金山農民画協会会員。
開場時間は9時から21時(最終日は16時)。1月2日は19時まで、3日から通常営業。