一風堂銀座等、店でセブン向け「とんこつまぜそば」

【銀座新聞ニュース=2020年9月10日】「博多一風堂」などを運営する「株式会社力の源ホールディングス」(東京支社・中央区銀座5-13-16、ヒューリック銀座イーストビル、03-6264-3899)傘下の株式会社力の源カンパニー(福岡県福岡市中央区大名1-14-45)は9月11日から「一風堂銀座店」(中央区銀座4-10-3、セントラルビル、03-3547-1010)など115店で「とんこつまぜそば」を販売する。

一風堂銀座店などで9月11日から提供される「とんこつまぜそば」。セブン・イレブン向けの汁なしカップ麺「一風堂 とんこつまぜそば」を店舗スタイルにして販売する。

セブン・イレブン向けの汁なしカップ麺「一風堂 とんこつまぜそば」はセブンプレミアム10周年記念で、2017年5月に日清食品が生産、一風堂が監修して販売された商品で、「一風堂店舗でもカップ麺でないものを食べてみたい」という要望が寄せられ、今回、期間限定で店舗で提供することにした(各店舗杯数限定で、なくなり次第終了)す。

タレは豚骨スープと秘伝のかえし、背脂などを合わせて濃厚にし、麺は博多の細ストレート麺を150グラム使用している。トッピングとしては、細切れにしてバルサミコ酢を少し絡めた「チャーシュー」、白丸元味の「味付きキクラゲ」、赤丸新味の「辛味噌」、無料トッピングとしている「辛もやし」、そのほかにオニオンフレーク、青ねぎ、玉ねぎ、ピンクペッパーを乗せている。

また、「とんこつまぜそば」のために開発した特製ふりかけをまぶし、さらにセットに付いてくる温泉玉子も加えて味わうことをお勧めとしている。

価格は温泉玉子と白ごはんが付くセットが基本で890円(いずれも税別)、単品は790円、大盛は100円増し。

銀座店以外では、「一風堂丸の内(Marunouchi)」(千代田区丸の内2-6-1、丸の内ブリックスクエア、03-3217-2888)でも提供する。

「株式会社力の源ホールディングス」は1952年福岡県生まれの河原成美(かわはら・しげみ)さんが1979年にレストランバー「アフター・ザーレイン(AFTER THE RAIN)」を開店、1985年10月にラーメン店「博多一風堂」を開店、1986年に「力の源カンパニー」を設立したのがはじまり。

1994年に「新横浜ラーメン博物館」に関東第1号店を開店、1995年に東京・広尾に東京1号店「恵比寿店」、2008年にアメリカ・ニューヨーク店、2009年にシンガポール店、2011年に韓国、香港(韓国店は2016年2月に閉鎖)、2012年に台湾、中国、オーストラリア、2013年にマレーシア、2014年にタイ、フィリピン、インドネシア、イギリス・ロンドンに進出し、2017年4月にミャンマーに開店した。

2014年1月に持ち株会社制に移行し、2015年10月にラーメン店「名島亭」を吸収合併、2016年6月にうどん店の因幡うどんを買収、2017年3月に東証マザーズに株式を上場し、2018年3月に東証1部に変更している。現在、国内154店、海外130店(2020年6月末現在)を運営している。

2020年3月期の連結売上高が前期比6.0%増の291億600万円、営業利益が同27.2%減の6億9700万円、経常利益が同32.4%減の6億2300万円、純損失が2億1400万円(前期は6億1500万円の黒字)。月別の既存店売上高は2020年2月から8月まで7カ月連続でマイナスを続けている。

営業時間は銀座店が11時から2時(日曜日、祝日が22時)まで。丸の内店が月曜日から土曜日、祝日前日が11時から21時(日曜日、祝日は15時)まで。