銀座わしたでうるま市フェア、「阿麻和利」公演、高安正勝も

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【銀座新聞ニュース=2012年11月16日】沖縄県物産公社が運営する銀座わしたショップ(中央区銀座1-3-9、マルイト銀座ビル、03-3535-6991)は11月16日から11月22日まで「うるま市フェア」を開催する。

沖縄 わした 肝高の阿麻和利

銀座わしたショップで11月16日から22日まで開催される「うるま市フェア」で、ミニステージを行う中学生、高校生による「肝高の阿麻和利」(イメージ)。

2005年に生まれたうるま市を紹介するイベントで、うるま市の特産品約80品をを展示販売し、最初の3日間はうるま市の企業10社(団体)が応援販売する。

「うるま市」は沖縄本島中部に所在する市で、2005年4月1日に具志川市、石川市、中頭郡勝連町、与那城町の2市2町が合併して誕生した。面積が86平方キロ、人口は2010年現在で11万8251人で、那覇市、沖縄市に次いで沖縄県で3番目に人口が多い。

11月16日から11月18日の3日間、うるま市の企業10社が集結し、うるま市で生まれた特産品を販売する。

10社(団体)は黒糖カチワリを実演販売する黒糖菓子の「海邦商事」、中部農林高校生が企画したオクラ麺を、生徒が試食販売する「うるま市商工会」、塩、塩麹を扱う「ぬちまーす」、ノニジュースの「たいよう」、うちなーミルク味や山城紅茶など10種の香りのジェラートを扱う「たみくさ」。

飲料の「琉球アジアンビバレッジ」、沖縄さんごの雫を扱う「アイランド」、もずくてんぷらの「勝連漁協」、泡盛の「神村酒造」、泡盛、梅酒の「崎山酒造」だ。

11月18日14時からうるま市の中高生が演じる「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」がミニステージを開催する。「肝高の阿麻和利」は沖縄県うるま市の中高校生が出演している現代版組踊で、15世紀の勝連城10代目城主であり、按司(あじ、琉球諸島の琉球王国の王族のうち、王子の次に位置した)として活躍した阿麻和利(?-1458)の半生を描いている。

1999年に勝連町教育長の発案ではじまり、当時の勝連町と与那城町の4中学校(与勝中学校、与勝第二中学校、津堅中学校、浜中学校)の生徒150人で2000年3月25日に初演され、その後、高校生まで広げ、2011年11月27日のきむたかホールで200回公演を記録し、観客動員数も延べ13万人を超えている。2009年に日本ユネスコ協会連盟「第1回プロジェクト未来遺産」に登録された。

11月18日15時から「ぬちまーす」(沖縄県うるま市与那城宮城2768、0120-70-1275)で「ぬちまーす(命の塩)」を開発した社長の高安正勝(たかやす・まさかつ)さんが「健康と塩」と題して講演する。

高安正勝さんは沖縄県生まれ、琉球大学物理学科を卒業、南西航空(現JTA)に入社し、技師として働き、退社後、1997年に「ぬちまーす」を設立、1998年からミネラル塩「ぬちまーす」の販売をはじめ、2000年に「世界一ミネラルの多い塩」としてギネスブックに認定され、日本のほか、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカなど9カ国で特許を取得している。

営業時間は10時30分から20時(11月21日より19時30分)。