世界の噴水(1)、ラスベガス、トレビの泉、ドバイ世界一の噴水等

(「世界の噴水15選」は数回に分けて掲載します。過去の記事については店舗名、個人名などを検索すると見られます)
【銀座新聞ニュース=2012年11月21日】トリップアドバイザー(渋谷区恵比寿西1-10-11、03-6416-9333)はこのほど、バケットリスト「死ぬまでに行きたい!?世界の噴水15」を発表した。

ベラージオの噴水

トリップアドバイザーが発表した「バケットリスト 死ぬまでに行きたい!?世界の噴水15選」で1位のラスベガスの「ベラージオの噴水」。

トリップアドバイザーの「バケットリスト(Bucket List、棺桶=かんおけ=リスト)」シリーズのひとつで、英語の口語表現では「死ぬまでにやっておきたいことの一覧」という意味になる。今回は「世界の噴水15選」で世界を代表する15の「世界の噴水」を紹介する。

1位はアメリカ・ラスベガスを代表する「ベラージオの噴水」だ。ベラージオホテル前の5万平方メートルともいわれる広大なコモ湖の横幅いっぱいに配置された1000機を超えるハイテク噴射装置から芸術的な動きを見せる噴水がBGMに合わせ空高く舞い上がる。とくに、ライトアップされる夜間の演出は有名だ。平日は15時、週末は土曜日が12時から、日曜日が11時からはじまり、深夜0時で終了となる。BGMと噴水の動きのパターンが異なり、音楽は24種類ある。

2位はイタリア・ローマにある「トレビの泉」だ。元々は古代ローマ時代に皇帝アウグストゥス(Imperator Caesar Divi Filius Augustus、紀元前63-紀元14)が造らせたもので、ベルジネ水道(乙女の水道の意)の終端施設としての泉が場所を替えた後、今の位置になった。その後、泉はローマの建築家ニッコロ・サルビ(Niccolo Salvi)の設計で改造、1762年に完成した。

ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインで、中央に水を司るネプトゥーヌス(ポセイドーン)が立ち、左に豊じょうの女神ケレース(デーメーテール)、右に健康の女神サルース(ヒュギエイア)が配置されている。

肩越しにコインを投げると願いが叶うという言い伝えがあり、コイン1枚で再びローマに戻られ、2枚で大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫、妻と別れることができるという。年間で1億リラを超えるが、半分がカトリック系チャリティ団体に寄付される。

3位はアラブ首長国連邦・ドバイの「ドバイファウンテン」だ。世界一の高層ビル「ブルジュハリファ」の前の方にあり、2009年に造られた、全長275メートル、噴水の水の高さは150メートルで、障害物がなければ、320キロ先の砂漠からも噴水を見ることができる。噴水のデザインはラスベガスのベラージオやミラージュの噴水、東京ドームの噴水を手がけたアメリカ・ロサンゼルスのWETデザイン社が手がけた。

4位はサウジアラビアのジッダにある「ファハド王の噴水(King Fahd’s Fountain)」だ。ファハド王(Fahd bin Abdulaziz Al Saud、1923-2005)が寄付した資金で1985年に完成した噴水で、ジェット機のエンジンを利用した紅海の海水を吹き上げる水柱の高さは260メートルに達する。

5位はオーストリア・チロルにある「スワロフスキー クリスタル ワールド」の「ジャイアン」だ。インスブルックから東へ15キロのヴァッテンスにあり、入り口に噴水が配置されており、創業100周年を迎えた1995年秋に完成した。ジャイアンの下に入り口があり、目には本物のクリスタルが使われている。