ヴァニラで小田隆「解剖学」展、復元画など

【銀座新聞ニュース=2020年12月8日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は12月8日から20日まで小田隆さんによる「Anatomy」展を開く。

ヴァニラ画廊で12月8日から20日まで開かれる小田隆さんの「解剖学(アナトミー、Anatomy)」展に出品される作品。

京都精華大学教授で、博物館のグラフィック展示などを行っている小田隆(おだ・たかし)さんが「解剖学(Anatomy)」と題して、復元画などを展示する。

小田隆さんは現在、大学で美術解剖学を中心に授業を担当し、制作のモチーフの中心は脊椎動物としている。人体を実際に解剖した経験はないが、博物館の活動で定期的に動物の解剖に携わり、骨格標本と毛皮の標本を博物館のコレクションとして残す活動の一環なので、資料として活用するためスケッチや写真撮影が認められている。「さまざまな動物の内部を後から確認できることは、制作に生かすことができている」としている。

小田隆さんは1969年三重県生まれ、1993年に東京芸術大学を卒業、1995年に東京芸術大学美術研究科修士課程を修了、1996年に恐竜の化石の組み立てに参加、復元画の制作をはじめる。1995年から個展、グループ展を開き、1995年に柏市文化フォーラム104大賞展でタモン(TAMON)賞優秀賞を受賞している。

1996年に青木繁(あおき・しげる)記念大賞公募展で入選、1997年に第8回関口芸術基金賞で入選(1999年に優秀賞)、1998年からは博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本などを制作している。現在、京都精華大学マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教授、成安造形大学イラストレーション領域客員教授、大阪芸術大学非常勤講師。

開場時間は12時から19時(最終日は17時)で、入場料は500円。会期中は無休。入場に際してはマスク着用、検温などがある。時間指定有の完全チケット制で、定員制で1時間単位で完全入れ替えとなる。ライブポケット(https://t.livepocket.jp/t/te9i_)を通じて予約する。当日券はない。