リコー画廊「ロックンロール」展、ディルツ、マーシャルら

【銀座新聞ニュース=2018年12月15日】国内最大のOA機器メーカーのリコー(中央区銀座8-13-1、03-6278-2111)グループのリコーイメージング(大田区中馬込1-3-6)が運営するギャラリー「リコーイメージングスクエア銀座」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター、03-3289-1521)は12月19日から2019年2月3日まで8階ギャラリーゾーン「A.W.P」で「1960s Rock n Roll Artists:A Photographic Journey-甦る奇跡の時間」を開く。

リコーイメージングスクエア銀座で12月19日から2019年2月3日まで開かれる「1960s ロックンロール・アーティスト:フォトグラフィック・ジャーニー(Rock n Roll Artists:A Photographic Journey)-甦る奇跡の時間」に展示されるハリー・ベンソンさんの「ビートルズ・ピローファイト(The Beatles、Pillow Fight)、1964」((C)Photo by Harry Benson)。

1950年代後半に「ロックンロール」が誕生し、1960年代に世界的に流行し、黄金期を迎えた。今回の写真展は1960年代デビューのアーティスト、「ザ・ビートルズ」やボブ・ディラン(Bob Dylan、1941年生まれ)さん、「ローリング・ストーンズ」や「レッド・ツェッペリン」をはじめとするロックファン憧れのスターたちの写真を展示する。一部を除いて販売する。

ロックンロールの創世記の頃の写真家たちは、「アーティストと親密な時間を共に過ごすことで特別な写真を撮影することができた。それらの作品は彼らの本質に迫り、エネルギッシュで親しみに満ちあふれて」いる。

展示作品はロックファンで写真のコレクターのブルース・ポーマー(Bruce Palmer)さんのコレクションと海外で長く活躍している写真家による作品で構成されている。1960年代の奇跡の時間にタイムスリップできる、ファン必見の写真展としている。

ハリー・ベンソン(Harry Benson、1929年生まれ)さんのピローファイト、(Robert Freeman、1936年生まれ)さん、ヘンリー・ディルツ(Henry Diltz、1938年生まれ)さんのアルバムカバー、ジム・マーシャル(Jim Marshall、1936-2010)によるプラチナプリントも展示する。さらに、ブルース・ポーマーさんが作品を解説する。

ウイキペディアによると、「ロックンロール」とは1950年代半ばに現れたアメリカの大衆音楽スタイルの呼称で、語源については、古くからアメリカ英語の黒人スラングで「性交」及び「交合」の意味もあり、1950年代はじめには「バカ騒ぎ」や「ダンス」という意味もあった。これを一般的に広め定着させたのは、ラジオのデュスクジョッキーだったアラン・フリード(Alan Freed、1921-1965)とされている。

1960年代半ば以降には「ロック」という呼び方が一般化し、「ロックンロール」と呼ぶことは少なくなったが、一方で、「ロックンロール」と「ロック」は別の物として使われることがある。1960年代半ばには、ロックンロールが進化して抽象的、芸術的なものも生まれ、新たなサウンドが登場し、それらの総称として「ロック」という言葉が使われるようになった。

ロックンロールは、リズム・アンド・ブルースや、ブルース、ゴスペルなどの黒人音楽を基に、カントリー・アンド・ウェスタンやブルーグラスなど白人の音楽スタイルを融合させて成立したとされている。ロックンロール第1号がどの曲かということは、しばしば議論の対象となってきた。

一般的にはビル・ヘイリー(William John Clifton Haley、1925-1981)とヒズ・コメッツ(Bill Haley&His Comets)の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」(1954年)やエルヴィス・プレスリー(Elvis Aron Presley、1935-1977)の「ザッツ・オールライト」(1954年)などが有力とされている。

主に白人演奏家によるロックンロールの中で、特にカントリー・アンド・ウェスタンの要素が強くビートを強調したものを「ロカビリー」と呼ぶ。

今回、出品する写真家はジム・マーシャル、ロバート・フリーマン(Robert Freeman、1936年生まれ)さん、ヘンリー・ディルツさん、マイケル・プットランド(Michael Putland、1947年生まれ)さん、エイドリアン・ブート(Adrina Boot)さん。

アーロン・ラポポート(Aaron Rapoport、1954年生まれ)さん、エド・ペルスタイン(Ed Perlstein)さん、デヴィット・スピンデル(David Spindel、1941年生まれ)さん、ジェームス・フォーチュン(James Fortune)さん、チェスター・シンプソン(Chester Simpson)さん、デボラ・フェインゴールド(Deborah Feingold)さん、テリー・パスター(Terry Paster、1946年生まれ)さん、ロバート・M・ナイト(Robert Knight)さん、トム・マレー(Tom Murray)さん、ハリー・ベンソンさんの10人。

開場時間は11時から19時(最終日は16時)。12月29日から2019年1月4日まで休み。