プランタンで前田敬子、岡優太郎の「まこ」という名の猫展

【銀座新聞ニュース=2012年5月22日】プランタン銀座(中央区銀座3-2-1、03-3567-0077)は5月24日から5月31日まで本館特設会場で「まこという名の不思議顔の猫 写真展-凛としてぷっくり 2012」を開催する。

「ビギ(BIGI)」の「アデュー・トリステス(ADIEU TRISTESSE)」ブランドのチーフデザイナーを務める前田敬子(まえだ・けいこ)さんとグラフィックデザイナー、音楽家の岡優太郎(おか・ゆうたろう)さんが2003年からはじめたブログが2007年6月に「まこという名の不思議顔の猫」(マーブルブックス)として書籍化された。

それ以来、2008年6月に「続 まこという名の不思議顔の猫」(マーブルブックス)、2009年6月に「まこという名の不思議顔の猫 参」 (マーブルブックス)などが刊行され、今回、それらで知られた愛猫の「まこ」と妹弟分の「しおん」や「しろたろ」、新入り「えいた」の4匹の写真や「まこ・ラブズ・ミュージック(MAKO LOVES MUSIC)」をテーマにした創作写真を展示する。

また、ブックカバーやグリーティングカードをはじめ、ベーカリートート、ポシェット、まこ箸+箸袋セットなど新作のまこ関連グッズなども販売する。

まこは2002年生まれ、雑種のメス、2003年8月に一緒に暮らす。しおんは2003年生まれ、雑種のメスで、同年9月に加わる。しろたろは2007年生まれ、雑種のオス、同年12月に加わる。えいたは2010年生まれ、雑種のオスで、2011年4月に加わる。

開場時間は11時から20時30分(日曜日は19時30分)まで、入場は無料。

フランス・パリに毎年2、3回は訪れる洋画家の江幡武喜(えばた・たけよし)さん、同じく毎年のようにパリを訪れ、パリの街角を描き続ける鈴木美智子(すずき・みちこ)さん、イタリアをテーマに描く画家の毛利元郎(もうり・もとろう)さんの3人が新作を展示する。

江幡武喜さんは40年以上にわたってパリとベネチアの街角や風景を中心に油絵で描いている。

鈴木美智子さんはフランスの凱旋門エトワール大賞や「パレ・デ・コングレ賞」、日本・ロシア友好交流展文化交流大賞などを受賞し、現在、美術教室「アトリエ ラ・ベール」(杉並区梅里1-22-22-1004、03-3311-2631)を主宰している。

毛利元郎さんは1992年から1年6カ月、中世の街並みが残るペルージャ、トリノで暮らし、その間に閉ざされた扉からはじめ、次第に開かれた扉へ変わり、扉に光が入り、青空や尖塔が描かれ、街や夜の風景などへと広げてきている。

また、毛利元郎さんは絵を入れる額も「絵の内側すべてでひとつの世界を表現したい」(ギャラリー上原HP)ということから、ほとんど自分で作っており、「古い窓枠や教会の木部など、時間が経過した物の持つ懐かしさを表現」(同)している。

江幡武喜さんは1942年東京都生まれ、1967年に東京工業大学を卒業、40年以上も画家として活動している。

毛利元郎さんは1963年東京都生まれ、1988年に東京造形大学造形学部美術科を卒業、1992年から1993年までイタリア中部ウンブリアのペルージャに滞在、「ポルタ(PORTA、扉)」をテーマに絵を描くようになり、1994年から毛利絵画教室を主宰している。2003年から個展やグループ展を開催しており、2007年と2010年にイタリアを取材している。

開場時間は11時から20時30分(日曜日は19時30分)まで、入場は無料。

注:「江幡武喜」の「喜」は正しくは左に「示すへん」がついた漢字です。