銀座わしたで小川京子が宮古のチョマ、クバを使った作品展

【銀座新聞ニュース=2013年2月24日】沖縄県物産公社(沖縄県那覇市字小禄1831-1、098-859-4147)が運営する銀座わしたショップ(中央区銀座1-3-9、マルイト銀座ビル、03-3535-6991)は3月1日から3日の3日間、地下1階で「スタジオ(STUDIO)ゆい」による「ブーヌパナシリーズ展」を開催する。

銀座わしたショップで3月1日から3日の3日間、「ブーヌパナシリーズ展」を開く「スタジオゆい」の小川京子さん。

ヤシ科の植物を中心に作品を制作している宮古島のバスケタリー作家で、「スタジオ(STUDIO)ゆい」(沖縄県宮古島市平良字下里549、0980-72-2582)を主宰する小川京子(おがわ・きょうこ)さんがチョマ(カラムシ)を中心に宮古島の植物でできたアクセサリーと宮古上布(じょうふ、チョマの繊維で織った布)を使ったバック、クバ(ビロウ、ヤシの仲間で海岸近くの斜面に生える常緑高木)を使ったランプなど展示販売する。

ウイキペディアによると、宮古島は沖縄本島から南西に約300キロ離れた、太平洋と東シナ海の間にある島で、面積が159.22平方キロメートル。沖縄県内では沖縄本島、西表島、石垣島に次いで4番目に広い。

16世紀に宮古諸島と八重山諸島が実質的に琉球王国の支配下に入り、1628年には島内が平良、砂川、下地の3つの間切に分けられ、1908年に平良村となり、1947年に平良市となり、2005年10月1日に平良市が城辺町、下地町、上野村、伊良部町と合併して「宮古島市」が誕生した。人口が5万5526人(2007年)。

小川京子さんは1952年沖縄県宮古平良市生まれ、1970年に琉球大学美術工芸科に入学、1973年に東京デザイナー学院を卒業、1974年に琉球大学を中退、1980年に沖縄工芸指導所研修を修了、1981年に「スタジオ(Studio)ゆい」を設立し、1997年に京都のジョン・マックィーン(John Macqeen)さんのワークショップに参加し、1999年にアメリカのジョン・ギャレット(John Gallete)さんのワークショップに参加した。

2001年に沖縄県人材育成財団より研究員としてアメリカへ派遣され、ニューメキシコを中心に「先住民のかごと現代アートの現在」を調査、2002年にベトナム・ハノイで素材と工芸を調査、2003年にインドネシア・ジョグジャカルタで個展、北海道芸術の森美術館でクバの葉を使ったワークショップを開き、インドネシア・バリ島からフローレス島を中心にアドナラ島、レンバタ島でかごや素材の歴史と現状を調査している。

2006年に沖縄の離島の素材調査、2008年から2009年に沖縄県立博物館・美術館で収蔵作品展、2010年に沖縄県立博物館・美術館で「ものづくり今昔-自然の恵みを生かす」展を開いている。

営業時間は10時30分から20時。