フード協、4月外食売上高1.8%増、20カ月連続

【銀座新聞ニュース=2018年5月29日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)はこのほど、4月の「外産業市場動向調査」を発表した。

讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」全店で販売している「うどん県のそうめん」(税込480円)。特製の薬味として、蒸し鶏ほぐしの練り梅添え、錦糸卵、オクラのタイ味噌ゴマ和えの3品がついている。

4月は「花見需要のピークが3月に早まったことで、持ち帰り米飯、回転寿司、ファミリーレストラン、居酒屋などに集客の影響が見られたが、最近の価格改定の傾向や高単価商品の好調などにより客単価上昇が続いて」いることから全体の客数は前年同月比0.9%減だったものの、売上高は同1.8%増と2016年9月から20カ月連続して前年を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフード(FF)が同2.1%増で2015年12月から28カ月連続、ファミリーレストラン(FR)が同1.7%増と6カ月続けてプラス、パブ・居酒屋が同3.4%減と4カ月続けてマイナスとなり、ディナーレストランが同4.0%増と2016年9月から20カ月連続、喫茶が同3.2%増と2016年6月から23カ月連続で、パブ・居酒屋を除いて、それぞれ前年実績を上回った。

また、4月の店舗数は同0.4%増、客単価が同2.7%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員の207事業者数(3月200、2月195、1月192)、店舗数3万6843店(3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象で、内訳はファーストフードが60社(59社、55社、54社)、2万0023店(2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが56社(52社、52社、50社)、1万0061店(9187店、9946店、9773店)、パブ・居酒屋が34社(33社、32社、31社)、2245店(2467店、2247店、2202店)、ディナーレストランが26社(26社、26社、27社)、1000店(1002店、978店、1017店)、喫茶が17社(16社、16社、16社)、2239店(2229店、2227店、2164店)。
外食産業(上場企業)の上位3社の4月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家)が前年比1.2%増と6カ月連続プラス、2位のすかいらーく(グループ全店)が同0.4%減と2カ月ぶりのマイナス、3位のコロワイド(グループ全店)が同1.2%減と2カ月ぶりのマイナスだった。