日劇「恋妻家宮本」、阿部寛、天海祐希ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年1月15日】東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は1月28日からTOHOシネマズ日劇(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3574-1131)で一般公開する「恋妻家宮本」の初日に阿部寛さん、天海祐希さんらによる舞台あいさつを開く。

1月28日から一般公開する「恋妻家宮本」((C)2017「恋妻家宮本」製作委員会)。

28日10時の回上映終了後に、監督の遊川和彦(ゆかわ・かずひこ)さんをはじめ、中学校教師の主人公「宮本陽平」役の阿部寛(あべ・ひろし)さん、陽平の妻「宮本美代子」役の天海祐希(あまみ・ゆうき)さん、主婦「五十嵐真珠」役の菅野美穂(かんの・みほ)さん、真珠の夫「五十嵐幸次」役の佐藤二朗(さとう・じろう)さん、陽平が勤務する中学の生徒の祖母「井上礼子」役の富司純子(ふじ・すみこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「恋妻家宮本」は直木賞作家の重松清(しげまつ・きよし)さんの小説「ファミレス」(2013年7月に日本経済新聞出版社、2016年5月に角川文庫)が原作で、脚本家の遊川和彦さんが大幅に脚色した作品で、遊川和彦さんの初の映画監督作品となっている。

物語はひとり息子の正が結婚してひとり人立ちしたことで、2人きりになった陽平と美代子の宮本夫婦が、大学時代に大学生時代に出来ちゃった婚で結婚したため、50歳にして初めて夫婦ふたりきりでの生活を送ることになるところからはじまる。ある日、陽平は美代子が隠し持っていた離婚届を見つけてしまう。

遊川和彦さんは1955年東京都生まれ、広島県大竹市育ち、広島大学政経学部を卒業、大学時代に広島市内の映画館を回ってアイスクリームを売るアルバイトをした。卒業後に上京して、映画学校に短期間在籍後、テレビ制作会社のディレクターを経て、1987年に「うちの子にかぎって…スペシャル2」で脚本家としてデビューし、フジテレビのトレンディドラマや1990年前後にはTBSコメディドラマを作り、ドラマのノベライズ本も出版している。

2003年にスペシャルドラマ「さとうきび畑の唄」の脚本を担当し、文化庁芸術祭大賞(テレビ部門)を受賞した。2005年にTBS涙そうそうプロジェクト「広島 昭和20年8月6日」が2006年日本民間放送連盟賞番組部門・最優秀作品に選ばれた。同年、日本テレビのドラマ「女王の教室」で第24回向田邦子(むこうだ・くにこ、1929-1981)賞を受賞した。2011年に日本テレビ「家政婦のミタ」は最終回でドラマ視聴率史上歴代4位タイとなる40%を記録し、2012年東京ドラマアウォード 脚本賞を受賞した。

2012年下半期のNHK連続テレビ小説「純と愛」の脚本を手がけ、2016年にテレビ朝日「はじめまして、愛しています。」で第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞、脚本賞を受賞した。

チケットは応募フォームからの申し込み(50人限定)・抽選とチケットぴあを通じた初日舞台あいさつ特別抽選販売がある。

応募フォーム(https://ssl.toho-movie.com/senden/koisaika_snc/index.html)による申し込みで、18日12時締め切り。料金は全席指定で一般1800円、大・専門学生1500円、高校生・3歳から中学生までと障がい者1000円、シニア1100円。

初日舞台挨拶特別抽選販売(http://w.pia.jp/s/koisaika-sb/)は23日11時締め切りで、料金は一般2000円 大学生・専門学生1700円、高校生・3歳から中学生までと障がい者1200円、シニア1300円。