丸善丸の内で丸山陽子「いつもとちがう水よう日」原画展

【銀座新聞ニュース=2024年6月21日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月21日から7月11日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで丸山陽子さんによる「いつもとちがう水よう日」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で6月21日から7月11日まで開かれる丸山陽子さんの「いつもとちがう水よう日」原画展に展示されている絵本の表紙。

絵本作家の丸山陽子さんが6月21日に絵本「いつもとちがう水よう日」(小学館、税込1540円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

「いつもとちがう水よう日」は学校が早く終わる水曜日のできごとで、ある日の水曜日、小学1年生のありすさんは同じクラスのかいくんに家に遊びに来てと声をかけられる。かいくんの家で、誘われるまま屋根の上に登って、雨上がりの空を見上げる。そこにかいくんのお母さんが帰ってきて。子どもたちの日常のちょっとしたできごとを描いた、優しい物語としている。

丸山陽子さんは1971年東京都生まれ、教科書会社に勤務後、セツ・モードセミナーに通い、第3回昭和シェル現代美術賞(現Idemitsu Art Award)で入選、30代で絵本作家に転向し、2012年にデビュー作「もりのおるすばん」(童心社)がボローニャ チルドレンズ ブックフェアに出展される。

2014年にボローニャ チルドレンズ ブックフェにて開かれた「スポットライト オン リーディング展」で入選、後にオーストリアの編集者ミヒャエル・ノイゲバウアー(Michael Neugebauer)さんに認められ、2017年に「LITTLE SANTA」(minedition社)はアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ウクライナ、韓国、イギリスで出版され、2020年に「The Forgotten Crayon」(minedition社)はフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、カナダで出版された。海外で刊行された2冊の絵本は日本語版タイトル「リトルサンタ」(2019年)、「しあわせなクレヨン」(2020年)としてBL出版より刊行され、「しあわせなクレヨン」は全国学校図書館協議会「えほん50」に選ばれた。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。