日比谷「ミッドナイトスワン」最終日に草彅と服部が御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年6月22日】中堅映画配給会社のキノフィルムズ(新宿区西新宿6-5-1、新宿アイランドタワー、03-5908-2262)は6月26日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「ミッドナイトスワン」に出演している草彅剛さんらによるロングラン最終上映の御礼の舞台あいさつを開く。

2020年9月25日から公開されている「ミッドナイトスワン」((C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS)は185週目の6月26日が最終上映となる。

「ミッドナイトスワン」は2020年9月25日から一般公開され、2021年7月から「TOHOウェンズデイ」がはじまり、全国のTOHOシネマズで2021年7月から毎週水曜日に上映している。今回、「邦画史上初の超ロングラン上映」もTOHOシネマズ日比谷では6月26日が最終上映日になることが決まったので、26日14時の回上映前に、主人公の「凪沙」役の草彅剛さんと「一果」役の服部樹咲(みさき)さんが舞台に登場して、ロングラン最終上映の御礼のあいさつをし、撮影当時の思い出や、最終上映を迎えた気持などについて語られる予定としている。

「ミッドナイトスワン」はブラジル・リオデジャネイロ出身の監督、内田英治さん(1971年生まれ)が監督、脚本、原作を手がけ、主人公の「凪沙」役に草彅剛さんを起用し、バレエを学ぶ中学生でヒロインの「桜田一果」役の服部樹咲さんがオーディションで抜擢された。映画ではバレエダンサーで日本バレエ協会正会員の千歳美香子さんがバレエ監修をしている。

また、2016年に芸能プロダクションの「CULEN(カレン)」を立ち上げた元「SMAP(スマップ)」の女性マネージャー、飯島三智さんが今回はエグゼクティブプロデューサーを務めている。さらに、内田英治さんは2020年7月8日に小説版を文春文庫より刊行している。

2021年の第44回日本アカデミー賞では、「ミッドナイトスワン」は最優秀作品賞、草彅剛さんが最優秀主演男優賞、服部樹咲さんが新人俳優賞を受賞したほか、優秀監督賞(内田英治さん)、優秀脚本賞(内田英治さん)、優秀撮影賞(伊藤麻樹さん)、優秀照明賞(井上真吾さん)、優秀美術賞(我妻弘之さん)、優秀録音賞(伊藤裕規さん)を受賞している。

また、2022年3月25日にはベルギーの「ジャパンスクエアフィルムフェスティバル」で、5月14日にオランダの「シネアジアフィルムフェスティバル」のパノラマ部門で、6月19日にはカナダの「トロント日本映画祭」(観客賞)でも上映されている。

物語は故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙がある日、養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、23日23時59分締め切り。25日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円。プレミアボックスシートは1000円プラス。