ヤマハ銀座で吉沢実と「栗コーダ―カルテット」が共演

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【銀座新聞ニュース=2014年11月29日】ヤマハ銀座店(中央区銀座7-9-14、03-3572-3171)は12月3日に6階コンサートサロンで吉沢実さんと「栗コーダ―カルテット」による「リコーダーコンサート」を開く。

ヤマハ銀座店で12月3日に「栗コーダ―カルテット」と共演する吉沢実さん(photo Shuya Fukada)。

ヤマハ銀座店で12月3日に「栗コーダ―カルテット」と共演する吉沢実さん(photo Shuya Fukada)。

リコーダー奏者の吉沢実(よしざわ・みのる)さんとリコーダーとウクレレのグループ「栗コーダーカルテット」が共演する。

吉沢実さんは武蔵野音楽大学を卒業、ザルツブルク・オルフ研究所を修了、オーストリア・モーツァルテウム音楽大学リコーダー科をソリスト・ディプロマを得て卒業、モーツァルテウム管弦楽団、オーストリア現代音楽アンサンブルのフルート奏者を務めた。

帰国後の1986年から1997年までNHK教育テレビ「ふえはうたう」の講師を務め、2001年と2009年にNHK「趣味悠々」の講師などを担当している。リコーダーユニット「ラ・ストラーダ(La Strada)」を主宰し、現代曲を演奏している。ウィーン音楽大学、モーツァルテウム音楽大学客員講師を経て、横浜国立大学、武蔵野音楽大学、東京芸術大学非常勤講師。静岡県芸術文化奨励賞を受賞している。

同じく吉沢実さんと共演する「栗コーダ―カルテット」の4人。左から栗原正己さん、川口義之さん、近藤研二さん、関島岳郎さん。

同じく吉沢実さんと共演する「栗コーダ―カルテット」の4人。左から栗原正己さん、川口義之さん、近藤研二さん、関島岳郎さん。

栗コーダ―カルテットは1994年に栗原正己(くりはら・まさき)さん、川口義之(かわぐち・よしゆき)さん、近藤研二(こんどう・けんじ)さん、関島岳郎(せきじま・たけろう)さんの4人で結成、1997年に初のアルバムを発売し、テレビアニメやドラマのBGM、他の音楽家と共演した。2000年にNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」の挿入歌「あめふりりんちゃん」の作曲・演奏を担当し、2005年にオムニバスアルバムに参加し、「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」(元は「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」)が「やる気のないダースベイダーのテーマ」と称され、人気をよぶ。

以後、ウルトラセブンやロッキーのテーマ曲などをカバーしている。2006年7月に「ウクレレ栗コーダー」を発売し、2011年5月にポルトガル・リスボンから大型客船「飛鳥2」に乗船してコンサート、2012年にも4月から5月にかけてパリ、アムステルダム、ロンドン、バンコクでの海外公演を行っている。近年は全国のコンサートホールなどで年間100回を超える公演を行い、2012年に映画音楽のカバーアルバムを発売し、2013年に唱歌・童謡をアレンジした「あの歌この歌」を発売した。2014年7月に結成20周年コンサートを開いている。

栗原正己さんは東京都西多摩郡瑞穂町生まれ、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業、1980年代中頃より編曲やCMなどの作曲で活躍し、500本以上のCMを手掛け、1994年に「栗コーダーカルテット」を結成した。

川口義之さんは静岡県浜松市生まれ、「渋さ知らズ」や「栗コーダーカルテット」で活躍している。

近藤研二さんは福岡県久留米市生まれ、「栗コーダーカルテット」や「図書館」などで活躍している。

関島岳郎さんは武蔵野音楽大学を卒業、在学時には元「カーネーション」の棚谷祐一(たなや・ゆういち)さん、北田(きただ)かおるさんらと「ドレミ合唱団」を結成し活動、卒業後は 東京ディズニーランドのブラスバンドに入団し、1990年に「コンポステラ」を結成し、東京ディズニーランドのバンドを退団、「くじらドラゴンオーケストラ」などに参加した。1994年に「栗コーダーカルテット」を結成し、そのほか多くのバンドに参加して演奏している。

開場時間は14時と19時で、定員が80人、料金は一般3000円、学生2000円。申し込み、問い合わせは4階管打楽器売場(03-3572-3134)まで。