丸善丸の内で鈴木まもる「せんろはつづく」原画展

【銀座新聞ニュース=2021年10月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は10月15日から11月11日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで鈴木まもるさんによる「せんろはつづく にほんいっしゅう」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で11月11日まで開かれている鈴木まもるさんの「せんろはつづく にほんいっしゅう」原画展に展示されている絵本の表紙。

絵本作家で、鳥の巣研究家の鈴木まもるさんが文章と絵を手掛けた「せんろはつづく にほんいっしゅう」(金の星社、1430円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

「せんろはつづく にほんいっしゅう」は「せんろはつづく」シリーズの第4弾で、東京を出発して、日本を1周する鉄道の旅絵本だ。新幹線、電車、貨物列車など、日本全国の鉄道をイラストで500以上紹介し、各地の駅弁や都道府県の鳥も掲載している。

鈴木まもるさんは1952年東京都生まれ、東京芸術大学美術学部工芸科を中退、1980年に絵本「ぼくの大きな木」(偕成社)で絵本作家としてデビューし、1986年より伊豆半島に移り住み、1995年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞、2006年に「ぼくの鳥の巣絵日記」(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、2015年に「ニワシドリのひみつ」(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞、2016年に「世界655種 鳥と卵と巣の大図鑑」(ブックマン社)であらえびす文化賞、2021年に「あるヘラジカの物語」(あすなろ書房)で、親子で読んでほしい絵本大賞大賞を受賞している。

10月16日15時から鈴木まもるさんによるオンライントークショーを開く。「せんろはつづく にほんいっしゅう」に関する製作秘話や、その場で絵を描くライブペインティングも実施する。視聴チケットは10月16日14時終了で1000円、書籍付き視聴チケットは15日23時59分終了で1900円(送料別)。HP(https://mjbookonline.myshopify.com/)から予約する。