「続・深夜食堂」試写会、小林薫、河井青葉、小島聖ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2016年9月23日】東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は10月3日18時から丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「続・深夜食堂」の完成披露試写会を開く。

11月5日から一般公開される「続・深夜食堂」((C)2016 安倍夜郎・小学館/映画「続・深夜食堂」製作委員会)。

11月5日から一般公開される「続・深夜食堂」((C)2016 安倍夜郎・小学館/映画「続・深夜食堂」製作委員会)。

11月5日から一般公開する「続・深夜食堂」の完成披露試写会と上映前に監督、出演者による舞台あいさつを開く。

10月3日18時からの上映前に、監督の松岡錠司(まつおか・じょうじ)さんをはじめ、「めしや」の店主「マスター」役の小林薫(こばやし・かおる)さん、喪服で店を訪れる「範子」役の河井青葉(かわい・あおば)さん、清太の年上の恋人「さおり」役の小島聖(こじま・ひじり)さん、「栗山みちる」役の多部未華子(たべ・みかこ)さん。

九州から店にやってくる「夕起子」役の渡辺美佐子(わたなべ・みさこ)さん、職業不詳の遊び人で、マリリンの追っかけの1人「忠さん」役の不破万作(ふわ・まんさく)さん、「新宿ニューアート」のストリッパー「マリリン」役の安藤玉恵(あんどう・たまえ)さん、サラリーマン「金本」役の金子清文(かねこ・きよぶみ)さんが、独身OL3人組の1人「ミキ」役の須藤理彩(すどう・りさ)さん、独身OL3人組の1人「ルミ」役の小林麻子(こばやし・あさこ)さんらが舞台に登場してあいさつする。

「深夜食堂」は、マンガ家の安倍夜郎(あべ・やろう)さんが2006年10月にマンガ誌「ビッグコミックオリジナル増刊」(小学館)に読切一挙3話を掲載したのが最初で、それ以降、1回に2話を掲載したり、出張宣伝マンガなどを経て、2007年8月から「ビッグコミックオリジナル」で連載しているのが原作となっている。

2009年に第2回マンガ大賞2009で第4位、2010年に第55回(平成21年度)小学館漫画賞一般向け部門で受賞、第39回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。2009年10月期から、MBS制作、TBS系で小林薫さん主演でテレビドラマ化され、2011年10月期から続編が放送された。2014年10月期から第3部が放送されている。劇場版「深夜食堂」は2015年1月31日に公開され、興行収入が2億5000万円、20万人が入場した。

「続・深夜食堂」の舞台は前回と同じく、新宿・花園界隈の路地裏にあると設定されたマスター1人で切り盛りする小さな飯屋で、深夜0時から朝の7時頃までの深夜にしか営業しないことから、のれんには単に「めしや」と書かれているにもかかわらず、常連客から「深夜食堂」と呼ばれている。メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかないが、マスターができるものなら、言えば何でも作ってくれる店を舞台に、マスターと客たちとの交流を描いている。

物語は「めしや」に喪服姿の常連客が次々と訪れる中、同じく喪服を来た範子がやって来る。彼女は喪服を着ることがストレス発散になるという変わった趣味の持ち主だが、本当の通夜の席で出会った喪服の似合う渋い中年男性(佐藤浩一=さとう・こういち=さん)に惹かれる。一方、近所にあるそば屋の息子・清太(池松壮亮=いけまつ・そうすけ=さん)は、なかなか子離れしてくれない母親・聖子に、年上の恋人さおりとの結婚を言い出せずにいた。

また、お金に困った息子に頼まれて九州からやって来た夕起子は、息子の同僚を名乗る男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと心配する常連客たちに、夕起子の義弟(井川比佐志=いがわ・ひさし=さん)が彼女の身の上について話しはじめる。

ウイキペディアなどによると、松岡錠司さんは1961年愛知県一宮市生まれ、日本大学芸術学部映画学科を卒業、高校在学中から8ミリ映画を撮り始め、1981年に「三月」、1984年に「田舎の法則」、1987年に「字(AZA)」で、ぴあフィルムフェスティバルに入選し、1990年に「バタアシ金魚」で劇場映画監督としてデビューした。

2008年に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で第31回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞、同年に「歓喜の歌」、2009年に「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」も監督している。また、2009年に毎日放送系ドラマ「深夜食堂」、2011年に毎日放送系のドラマ「深夜食堂2」も監督を務めた。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を発売しており、23日11時締め切り。24日から一般発売する。料金は一般2000円、大学生、高校生1700円、3歳から中学生、障がい者1200円、60歳以上のシニア1300円。