丸善日本橋で丸猫展、金田花季、小出信久、岡村洋子らが猫作品

【銀座新聞ニュース=2016年8月14日】丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は8月17日から9月6日まで3階ギャラリーなど「2016SUMMER 丸猫展」を開く。

丸善・日本橋店で8月17日から9月6日まで開かれる「2016サマー(SUMMER)丸猫展」のうち、23日まで開かれる「猫の手を借りた絵画展」のフライヤー。

丸善・日本橋店で8月17日から9月6日まで開かれる「2016サマー(SUMMER)丸猫展」のうち、23日まで開かれる「猫の手を借りた絵画展」のフライヤー。

丸善・日本橋店が全館のイベントスペースを使って開く丸猫展で、「丸善を丸っと猫だらけ」という思いを込めて店内のイベントスペースに猫アート(ART)、猫ブック(BOOK)、猫ザッカ(ZAKKA)ともりだくさん詰め込む。

17日から23日まで3階ギャラリーで秋吉由紀子さんらによる「猫の手を借りた絵画展」を開く。

出品するのは画家の秋吉由紀子(あきよい・ゆきこ)さん、画家でイラストレーターのイタクラヨウイチ(いたくら・よういち)さん、画家の金田花季(かねだ・はなき)さん、画家の多田(ただ)すみえさん、画家の高橋行雄(たかはし・ゆきお)さん、マンガ家のほしのなつみさん、銅版画家の山城有未(やましろ・ゆみ)さん、イラストレーターの上条衿(かみじょう・えり)さん。

また、同時に「工藤ノリコ ノラネコぐんだん 原画展」も開く。工藤ノリコ(くどう・のりこ)さんがイラストカード付き「ノラネコぐんだん」シリーズのサイン本も販売する。

17日から9月6日まで2階特設会場で、ねこ満載のムック「ねこ自身」の写真パネル展「『ねこ自身』写真パネル展」を開く。

17日から30日まで3階特設会場でミニチュア木彫りの小出信久(こいで・のぶひさ)さん、立体造形の小島美知代(こじま・みちよ)さん、陶芸のすみ田理恵(すみだ・りえ)さんによる「とにかく猫が好き! 創作猫作家三人展」を開く。

24日から30日まで地下1階イベントスペースで陶芸の岡村洋子(おかむら・ようこ)さん、スチームパンクの岡村昭彦(おかむら・あきひこ)さんによる「猫と不思議なオブジェたち」を開く。

24日から30日まで3階ギャラリー特設会場でクレヨン画の市来功成(いちき・こうせい)さんと油彩画の山岡康子(やまおか・やすこ)さんによる「-親愛なる猫たちへ-市来功成・山岡康子二人展」を開く。

24日から9月6日まで2階特設会場で、絵本作家のヒグチユウコ(ひぐち・ゆうこ)さんの「せかいいいちのねこ」の原画10点を展示する「ヒグチユウコ 『せかいいちのねこ』原画展」を開く。ポストカード付き「せかいいちのねこ」サイン本も販売する。

31日から9月6日まで地下1階イベントスペースで墨絵、ぬいぐるみの有田(ありた)ひろみさんとちゃぼさん、立体造形の桜井魔己子(さくらい・まみこ)さんによる「猫あそび」を開く。

16日から9月6日まで地下1階文具イベントスペース、2階と3階のイベントスペースで手ぬぐい、ブックカバー、ステーショナリー、小物など、猫柄の雑貨など約700点の「猫ザッカ(ZAKKA)」を販売する。

23日から9月6日まで3階の和書イベントスペースで猫の写真集、画集、絵本から猫にまつわるエッセイ、ノンフィクション、文学、猫マンガまで約1000タイトルの書籍を揃えた「猫ブック(BOOK)」を販売する。

31日から9月6日まで1階イベントスペースで、耐水性の顔料を使って猫をモチーフにした手描きバッグや布製雑貨などを制作する猫丸(ねこまる)みどさんによる手描きのねこ雑貨を販売する。

ウイキペディアによると、猫は狭義にはネコ目(食肉目)-ネコ亜目-ネコ科-ネコ亜科-ネコ属-ヤマネコ種-イエネコ亜種に分類される小型哺乳類であるイエネコ(家猫)の通称で、より広義には、ヤマネコやネコ科動物全般を指す。イエネコの起源は、ネズミを捕獲させる目的で飼われ始めたヤマネコの家畜化であり、分類学上はヤマネコの1亜種とされる。

イエネコは、形態学的分析を主とする伝統的な生物学的知見によって、以前からリビアヤマネコが原種とされてきた。実際、米英独などの国際チームが2007年6月29日の「サイエンス」誌(電子版)に載せた論文では、世界のイエネコ計979匹をサンプルとしたミトコンドリアDNAの解析結果により、イエネコの祖先は約13万1000年前(更新世末期〈アレレード期〉)に中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであることが判明した。

イヌは狩猟採集民に猟犬や番犬として必要とされ、早くから人の社会に組み込まれたが、ネコは、農耕の開始に伴いネズミ害が深刻にならない限り有用性がなく、むしろ狩猟者としては競合相手でもあった。その競合的捕食動物が人のパートナーとなるのは、穀物という「一定期間の保管を要する食害を受けやすい財産」を人類が保有するようになり、財産の番人としてのネコの役割が登場したのが理由とされている。

また、伝染病を媒介するネズミを駆除することは、結果的に疫病の予防にもなった。さらに、記録媒体として紙など食害されやすい材料が現れると、これを守ることも期待された。日本へは、穀物倉庫の番人として渡来したと考えられている。農耕が開始され集落が出現した時期の中東周辺で、山野でネズミやノウサギを追っていたネコがネズミが数多く集まる穀物の貯蔵場所に現れ、棲みついたのが始まりと考えられている(リビアヤマネコの生息地と農耕文化圏が重なった地域で、複数回起こっていたと考えられる)。

穀物には手を出さず、それを食害する害獣、害虫のみを捕食することから、双方の利益が一致し、穀物を守るネコは益獣として大切にされるようになり、やがて家畜化に繋がったとみられている。最古の飼育例は、キプロス島の約9500年前の遺跡から見出される。また、紀元前3000年ごろの古代エジプトでイエネコとして固定化されたといわれている。さらに遡ると、ネコの祖先は「ミアキス」という約6000万年前の中型肉食獣とみられている。ミアキスの特性に近いまま進化した種がネコであり、平原に出て集団狩猟を行うプロアイルルスを経て現在の姿に進化した種がイヌである。

ネコは1歳くらいになると生殖可能になり、5歳くらいで落ち着き、7歳あたりから高齢期に入り、20歳超えはかなりの長寿とされる。屋外で暮らさなければならない野良ネコと人間に室内で飼われているイエネコの寿命には大きな差がある。室内飼育のイエネコでは14歳から18歳程度が寿命とされ、野良ネコでは4歳から6歳程度とみられている。ネコの年齢をヒトに換算すると、室内ネコの場合は例として1歳で人間でいう17歳から20歳、2歳で23歳から25歳、以降は1年ごとに4、5歳ずつ比例していく計算となる。

開場時間は9時30分から20時30分。最終日は3階ギャラリーが17時、それ以外の地下1階、2階、3階イベントスペースなどは19時まで。入場は無料。