サニーヘルス、旬のカキ、栄養素豊富でダイエットや美容に最適

【銀座新聞ニュース=2016年12月10日】サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル6階、0120-662-444)はこのほど、調査レポート「秋冬が旬のカキ!亜鉛・鉄がたっぷりでダイエットや美容に最適!」を発表した。

秋頃からおいしくなるカキ。ノロウイルスは85度で1分以上加熱することで死滅するので、カキフライとして食べるのが安全上、適している。また、ビタミンCは鉄や亜鉛の吸収をよくするので、生カキやカキフライにレモン汁をかけるのは、理に適った食べ方という。

秋頃からおいしくなるカキ。ノロウイルスは85度で1分以上加熱することで死滅するので、カキフライとして食べるのが安全上、適している。また、ビタミンCは鉄や亜鉛の吸収をよくするので、生カキやカキフライにレモン汁をかけるのは、理に適った食べ方という。

欧米では「Rのつかない月(5月から8月)のカキは食べるな」といわれているカキだが、May(5月)、June(6月)よりも、秋頃(October、10月)頃からおいしくなり、もっとも味がよくなるのは産卵の準備にはいる3月から4月ころとされ、身がたっぷりと栄養を蓄えて太っている。日本でも「花見を過ぎたらカキ食うな」といわれている。

マガキは夏が産卵期にあたり、身が痩せて味が落ち、ウイルスの繁殖が活発になるため、食中毒の危険が増す(ただし岩ガキは夏が旬)。このカキはおいしいだけでなく、栄養価が高く、低脂肪高タンパクでダイエットに適しているという。

アミノ酸(18種類)、ビタミン(A、B1、B2)、ミネラル(亜鉛、鉄分、カルシウム)、グリコーゲン(ブドウ糖)、タウリン(アミノ酸の一種)など栄養素をバランスよく多量に含むため、「海のミルク」や「海の完全食品」ともいわれている。中でも特筆すべき栄養素は、亜鉛、グリコーゲン、鉄、タウリンという。

カキはあらゆる食品の中でも最高の亜鉛含有量を誇る。亜鉛は魚介類全般に多く含まれているが、カキは群を抜いて多く、他の二枚貝と比べ、10倍以上の含有量がある(100グラム中カキは13.2ミリグラム、あさり1.0ミリグラム、しじみ2.1ミリグラム)。成人女性なら、カキ1個で1日の必要量である9ミリグラムから10ミリグラムを満たすことができてしまう。

亜鉛の働きは、細胞の新陳代謝を促進、皮膚や髪に潤いを与える、免疫力アップ、精力増強、美肌効果、体内の多くの酵素を活性化させるなどがあり、体を活き活きとさせ、健康や美を保つ効果がある。逆に不足すると、味覚障害、脱毛、薄毛、うつ、生殖機能の低下、傷口が治りにくいなどの症状が現れる。

また、グリコーゲンは肝臓に貯蔵され、必要に応じてエネルギーに変換される。肝臓の機能を高めたり、筋肉や脳の働きを活発にしたりする働きがあり、即効性の疲労回復や、血糖値を一定に保つ作用、集中力を高める作用などもある。

ほかに、カキは吸収のよい「ヘム鉄」を多く含み、貧血予防に効果的という。鉄には体温を維持する保温効果もあるので、冷え症の人は鉄を意識的に摂取するといいとされている。動悸、息切れ、だるさも、貧血から来る症状で、鉄同様、銅の含有量も群を抜いて多いので、銅は鉄がヘモグロビンを合成するのを助けたり、鉄の吸収を促進したりする作用がある。

また、栄養ドリンクでよく知られている「タウリン」を多く含んでいる。アミノ酸の一種で、疲労感の原因となる乳酸の増加を防ぎスタミナ増強、疲労回復、肝機能を高める効果、脂肪肝の予防、抗肥満作用、コレステロールの上昇を抑える、生活習慣病のケア、ストレス解消などさまざまな効果がある。

気をつけたいのがカキの食中毒だ。カキ自体には毒はないが、カキに限らず貝類にはウイルスによる食中毒のリスクがあり、殻を剥いてパックに入っているものには「生食用」と「加熱用」とがあり、生食用は保健所指定海域で育ったもの、加熱用はそれ以外の海域で育ったものをいう。加熱用は生食してはいけない。

カキの主な食中毒の原因は「ノロウイルス」とも呼ばれる「SRSV(小型球形ウィルス)」によるもので、体調が悪い時や疲れている時などにたくさん食べると食中毒が起こりやすい。このウイルスはカキの内臓に存在しているので、表面を洗っても意味はなく、85度で1分以上加熱することで死滅するので、中心まで十分に加熱して食べるようにこころがけることが大事という。カキフライなら、180度で4分以上揚げることが目安としている。

ビタミンCは鉄や亜鉛の吸収をよくするので、生カキやカキフライにレモン汁をかけるのは、理に適った食べ方という。

ウイキペディアによると、カキはウグイスガイ目イタボガキ科に属する2枚貝の総称で、カキ目もしくはカキ上科に属する種の総称でもある。海の岩から「かきおとす」ことから「カキ」という名がついたといわれる。古くから、世界各地の沿岸地域で食用、薬品や化粧品、建材(貝殻)として利用されてきた。

食用にされるマガキや岩ガキなどの大型種が知られるが、食用にされない中型から小型の種も多い。どの種類も岩や他の貝の殻など硬質の基盤に着生し、船にとって船底に着生して抵抗となる固着動物の代表がカキである。着生してからはほとんど動かないため、筋肉が退化し内臓がほとんどを占める。

基盤に従って成長するため殻の形が一定せず、波の当たり具合などの環境によっても形が変化するため、外見による分類が難しく、野外では属さえも判別できないこともある。このため、未だに分類が混乱しているものも少なからずあり、外見に惑わされない分子系統などを使った分類がなされつつある。

養殖する方法は、カキの幼生が浮遊し始める夏の初めにホタテの貝殻を海中に吊るすと幼生が貝殻に付着するので、後は餌が豊富な場所に放っておくだけで養生できる。野生のものは餌が少ない磯などに付着するため、総じて養殖物の方が身が大きくて味もいい。

欧米では種カキを原盤(フランス語ではクペール)という網状の円盤で採取するが、ある程度大きくなるとそれから外して網籠に入れて干満の差が大きい場所の棚に置くか、干潟にばら撒いて育成する。この方式はホタテガイで種カキを海中につけっぱなしにしておく日本の方式よりも身が大きくなりやすい。

干潮時には水がない場所に住む場合が多く、グリコーゲンを多く蓄えている。これにより、他の貝と違って水がない所でも1週間は生きられる。英語の「オイスター(oyster)」は「カキ」よりも広義に使われ、岩に着生する2枚貝のうち、形がやや不定形で表面が滑らかでないもの一般を指し、アコヤガイ類やウミギク科、かなり縁遠いキクザルガイ科などもオイスターと呼ばれる。

食用種としては、マガキがもっとも一般的な種で、日本でカキといえばマガキを指す。冬が旬であるが、大型で夏でも生殖巣が発達しない「3倍体カキ」も開発され、市場に出ている。広島県、宮城県、岡山県産が有名で、韓国からの輸入品も相当量ある。

岩ガキはマガキと対照的に夏が旬で、「夏ガキ」とも言われる。殻の色が茶色っぽく、マガキに比べて大きいものが流通する。天然物と養殖物の両方がある。スミノエガキは有明海沿岸で食用にされるが、他所へはほとんど出回らない。マガキにごく近縁な種で、殻の表面はやや滑らか。

シカメガキは八代海や有明海、福井県久々子湖に分布している。八代海周辺で食用にされたが、1946年頃熊本県八代市鏡町からアメリカに種ガキが輸出され、現地で養殖が進むと八代海では生産されなくなった。アメリカに輸出されたシカメガキは現在もワシントン州沿岸を中心に「クマモト」の名で養殖されている。小振りながらクリーミーで濃い味が特徴という。