志門30年記念第一弾、渡辺豊重新作展

【銀座新聞ニュース=2017年1月23日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は1月23日から2月4日まで「ギャルリー志門30周年記念」としての第一弾、渡辺豊重さんによる新作「それから」展を開く。

ギャルリー志門は2017年、年間を通して毎月、設立30周年記念を開くが、その第一弾として1月23日から2月4日まで開かれる渡辺豊重さんの新作「それから」展のフライヤー。

ギャルリー志門は1987年1月に創業し、同年12月に法人を設立し、現在、代表取締役を谷田部美子(旧姓深井、やたべ・よしこ)さんが務めている。また、画廊の中には、カウンターを設置して、「ギャラリーバー(BA)」としてアルコール類を飲めるようにしてある。

設立30年を記念して、1月から12月まで毎月、記念展を企画している。その第1回が絵画、版画、彫刻と幅広く手がける渡辺豊重(わたなべ・とよしげ)さんの新作展で、渡辺豊重さんは、楕円、雲型、星型などのフォルムを独特の色彩で描き、ユーモアのある作品で知られている。

1975年頃から10年ほど続いた「ピクニック」シリーズをはじめ、その後、「スウィング」シリーズ、「モクモク」シリーズ、「ギザギザ」シリーズへと展開し、2009年からは黒と金、黒と銀という色彩を対比させた「鬼1」、「鬼2」、「鬼3」といった鬼シリーズや「動刻」シリーズに取り組んできた。今回は、「それから」と題して、渡辺豊重さんの新作を展示する。

渡辺豊重さんは1931年東京都生まれ、1961年に第2回A.C.C展に出品、1964年に第3回国際青年美術家展 1968年に「芸術生活」第1回公募コンクールで第1席入選、1970年に第5回神奈川県美術館で神奈川県立近代美術館賞、フランス・パリへ留学、1973年にイタリア・プレミオ・ビエラ国際版画ビエンナーレに出品、1974年に英国のブラッドフォード国際版画ビエンナーレに参加、1977年に弟8回国際青年美術家展で大賞、1981年に弟9回現代日本彫刻展で宇部市野外彫刻美術館賞、1982年に個展を開き、1984年に弟9回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で東京国立近代美術館賞を受賞している。

1985年に弟13回長野市野外彫刻賞、1986年に弟10回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で兵庫県立近代美術館賞、1989年に弟12回安田火災東郷青児(とうごう・せいじ)美術館大賞、1997年に弟24回長野市野外彫刻賞、長野市ホワイトリングにモニュメントを設置、横浜国際総合競技場の天井画を制作、2000年に川崎市文化賞などを受賞している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。