アートアイガで宝塚大講師の高田美苗、OGのオチマリエ「少女」展

【銀座新聞ニュース=2017年5月13日】アートアイガ(中央区八丁堀2-22-9、宮地ビル、050-3405-7096)は5月27日まで高田美苗さんとオチマリエさんによる「M」を開いている。

アートアイガで5月27日まで開かれている高田美苗さんとオチマリエさんの「M」に出品されている作品。左が高田美苗さん、右がオチマリエさん。

宝塚大学(兵庫県宝塚市花屋敷つつじガ丘7-27)の東京メディア芸術学部(新宿キャンパス、新宿区西新宿7-11-1、03-3367-3411)の専任講師の高田美苗(たかだ・みなえ)さんと2010年に宝塚大学造形芸術学部を卒業したオチマリエ(越智麻理恵)さんが少女を描いた作品を展示している。高田美苗さんは旧作のタブローと銅版画を出品し、オチマリエさんは新作を中心に展示している。

オチマリエさんは2009年から毎年にようにアートアイガでグループ展、2010年から個展を開いており、アートアイガのオーナーがオチマリエさんの個展を見にきた高田美苗さんと知り合い、そのタブローを気に入ったことから2人展が実現したとしている。

高田美苗さんは東京都生まれ、女子美術大学産業デザイン科を卒業、2004年に第54回板院展新人賞、2005年に第55回板院展で院友推薦、2006年に第56回板院展で院友努力賞、2007年に第27回カダケス国際ミニプリント展でファイナリストに入選(2008年、2009年、2010年に入選)している。イラストレーターの高田明美(たかだ・あけみ)さんは姉。

オチマリエさんは1986年愛媛県生まれ、2008年にターナー・アクリル・アワード(TURNER ACRYL AWARD)2008で入選、2009年にターナー・アクリル・アワード2009で大賞、2010年に宝塚大学造形学部産業デザイン学科イラストレーションコースを卒業した。2009年から個展を開いている。

ウイキペディアによると、宝塚大学は1987年に設置された私立大学で、旧名が宝塚造形芸術大学、学校法人関西女子学園が運営している。前身となる関西女子美術短期大学は1967年に設置されている。旧名の「宝塚造形芸術大学」は前身となった短期大学の名に準じているが、共学の大学である。

1993年に大学院造形研究科造形・デザイン専攻修士課程を開設し、1996年に関西女子美術短期大学を関西芸術短期大学と改称し、共学とし、2004年に短期大学部を廃止、大学院デザイン経営研究科専門職学位課程を開設(2011年に廃止)、2006年に東京・新宿キャンパスを開設、2007年に大学東京メディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科を開設(2014年に「東京メディア芸術学部メディア芸術学科」に改称)した。

2010年に大阪梅田キャンパスを開設し、看護学部看護学科を設置したのに伴い、大学名を「宝塚造形芸術大学」から「宝塚大学」に改称し、2014年に助産学専攻科を開設した。キャンパスは宝塚市の他に、大阪・梅田、東京・新宿にも存在する。また、大学に在籍しなくても受講できる、一般向けの「エクステンションコース」という公開講座もあり、この講座で得られた単位は、正式な大学の卒業単位としても認められている。

現在、大学には造形芸術学部、看護学部、東京メディア芸術学部があり、大学院にはメディア・造形研究科の修士課程、博士課程(後期)がある。ほかに社会人大学院と助産学専攻科がある。

開場時間は13時から19時。日・月曜日は休み。入場は無料。