ダイナースCがフェリーチェ等イタリアンで定額ランチとディナー

【銀座新聞ニュース=2017年7月13日】大手信託銀行グループの三井住友トラスト・ホールディングス(千代田区丸の内1-4-1、03-6256-6000)傘下の三井住友トラストクラブ(中央区晴海1-8-10、トリトンスクエアX棟)が運営する「ダイナースクラブ」のダイナースクラブイタリアンレストランウィーク事務局(03-6365-6321)は7月15日から30日まで全国の約150店のイタリア料理店が参加して「ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク」を開く。

7月15日から30日まで全国の約150店のイタリア料理店が参加して開かれる「ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク」で、今回のテーマとなる「コンフェッティ」をイメージしたひと皿。

2017年で5回目となるイベントで、今回は「お祝いにはイタリアンに行こう!コンフェッティ(confetti、砂糖菓子や紙吹雪のこと)で祝うイタリアンレストランウィーク5周年記念」をテーマに、イタリアのお祝いには欠かせない「コンフェッティ」をイメージした料理を取り入れたコースメニューによって「お祝いにはイタリアンに行こう!」を表現する。

「お祝い」をテーマに設定したのは、「日本ではカジュアルなシーンでの利用をイメージされることが多いイタリア料理は、実は奥深く、ピザやパスタ以外の本格的な料理を提供する店が数多くあることを知ってもらうため」とし、その中でも「特別な日の会食に、一人でも多くのお客さまがイタリア料理を選んでくれることを意図して」、お祝いを選んだとしている。

ただ、お祝い料理は幅が広いので、今回はシェフに、イタリアのお祝いごとに使われる「コンフェッティ」をイメージしてメニューを設定するようにした。
参加レストランは特別メニューをランチが2500円(税、サービス料込)、ディナーが5000円(同)で提供する。メニューの構成は、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェとなっている。

また、在日イタリア商工会議所が承認するレストラン品質認証マーク「AQI(アドシボ・ディ・クアリタ・イタリアーナ=Adesivo di Qualita Italiana)」認定店も参加している。

日本ダイナースクラブなどによると、1960年12月に財団法人「日本交通公社」と富士銀行などの出資によって「株式会社日本ダイナースクラブ」が、日本で最初の多目的クレジットカード会社として設立され、アメリカ国際ブランドのダイナースクラブの世界10番目のフランチャイズとして、日本でダイナースクラブカード事業を開始した。

1964年2月にダイナースクラブインターナショナルとのフランチャイズ契約に基づき、ダイナースクラブインターナショナルが資本参加し、出資比率が日本交通公社60%、ダイナースクラブインターナショナル25%、富士銀行など15%となる。

一方で、1977年4月2日に「株式会社ディー・エヌ・シー・エイジェンシー(DNCエイジェンシー)」が設立され、シティコープ(現シティグループ)の日本におけるクレジットカード部門として発足した。

アメリカではシティバンクが直接ビザ(VISA)及びマスターカード(MasterCard)のプリンシパル・メンバーとして発行しているが、日本においては事業開始時点で銀行法による規制(クレジットカードの銀行直接発行の禁止、1982年に撤廃)と、ビザ・マスターカード共に加盟店開放が完全に機能していなかった(海外発行カードの受け入れは可能だが、国内他社発行カードは不可)事情があり、傘下にカード事業会社を設立した上で「ビザ(VISA)ジャパン協会(現VJA)」及び「UCカードグループ(後にオムニカード協会発足の際に同協会へ移行)」へ加盟しての発行となった。

1981年9月にアメリカ・シティコープが「ダイナースクラブインターナショナル」を買収し、ダイナースクラブインターナショナルの保有株式がシティコープ子会社の保有に変更された。2000年2月にシティコープ子会社が、株式会社日本ダイナースクラブの全株式を取得し、100%外資会社となり、9月に商号を「シティコープダイナースクラブジャパン株式会社」に変更された。

2004年7月31日に「DNCエイジェンシー」を「シティカードジャパン」に商号を変更し、12月13日にシティカードジャパンが、ダイナースクラブカード事業を行うシティコープダイナースクラブジャパン株式会社とビザ・マスターカードブランドのカード発行を行うシティコープカードサービスインコーポレイティドのすべての営業権を承継し、カード事業を統合した。

2014年にシティグループによる世界的な不採算部門の見直しの一環による日本国内の個人金融ビジネスからの撤退に伴い、2015年12月に独占的交渉権を得た三井住友信託銀行が400億円強で全株式を取得し、社名を「三井住友トラストクラブ」に変更した。

イタリア研究会での岩壁義光(いわかべ・よしみつ)さんの講義録とウイキペディアによると、日伊修好通商条約は幕末期の1866年8月25日に署名され、日本側が外国奉行の柴田剛中(しばた・たけなか、1823-1877)と朝比奈昌広(あさひな・まさひろ、1827-1905)、目付の牛込重忝(うしごめ・しげのり、1621-1688)の3人で、イタリア側は海軍軍人であり国王使節のヴィットリオ・アルミニヨン(Vittorio F. Arminjon、1830-1897)が署名し、1867年1月1日に発効された。

5月11日にイタリアから初代駐日公使ヴィットリオ・サリエ・ド・ラ・ トゥール伯爵(Conte.Vittorio Sallier De La Tour、1827-1904)が来日し、本格的な外交が始まった。当時、イタリアでは蚕の病気などで養蚕業が危機に陥っており、蚕卵紙(さんらんし)などの貿易からはじまったとされている。

1858(安政5)年に江戸幕府がアメリカ、英国、フランス、ロシア、オランダの5カ国とそれぞれと結んだ条約が「安政の五カ国条約」で、「安政の仮条約」ともいわれる。正式には日米修好通商条約(1858年7月29日)、日英修好通商条約(8月26日)、日仏修好通商条約(10月9日)、日露修好通商条約(8月19日)、日蘭修好通商条約(8月18日)という。

その後、幕府はポルトガル (1860年)、プロシア(1861年)とも同様の条約を結び、これらの国に1862年に竹内保徳(たけうち・やすのり、1807-1867)を正使とする「文久遣欧使節」が派遣された。その後、スイス(1864年)、ベルギー(1866年)、イタリア(1866年)、デンマーク(1866年)、明治になってからスペイン(1868年)、スウェーデン(1868年)、ノルウェー(1868年)、オーストリア(1869年)、ハンガリー(1869年)などとも同様の条約がむすばれた。

これらの条約については、先例にならって幕府大老の井伊直弼(いい・なおすけ、1815-1860)が職責の下に調印したが、攘夷派の公家たちが優勢だった当時の京都朝廷は、勅許を待たずに調印した条約は無効だとしてこれを認めず、幕府と井伊直弼の「独断専行」を厳しく非難した(当初は「無勅許調印」と非難し、途中から「違勅調印」とした)。

孝明天皇(こうめいてんのう、1831-1867)は井伊直弼が暗殺された(1860年の「桜田門外の変」)後も、これらの条約を認めようとはしなかったが、業を煮やした英仏蘭連合3カ国艦隊が兵庫沖に来航して条約勅許を求めるに及んで、ついに折れ、1865年11月22日に勅許した(但し、兵庫開港のみは認めず、これが改税約書調印につながる)。

条約の問題点は主に1)領事裁判権の規定(治外法権とは別のもの)、2)関税自主権の欠如、3)片務的最恵国待遇(片務的でなければ不平等条約ではない)の3点で、明治維新以後は新政府の最重要課題の一つとして条約改正交渉が断続的に行われたが、その進展は芳しくなく、条約の不平等な部分が解消されるのは、日露戦争(1904年から1905年)後の1911(明治44)年だった。また、2016年に日伊国交樹立150周年を迎えている。

今回の「ダイナースクラブ イタリアン レストランウィーク」に参加している中央区の店は、「アルマーニ/リストランテ 銀座タワー」(中央区銀座5-5-4、アルマーニ銀座タワー、03-6274-7005)、「アルジェントASO」(中央区銀座3-3-1、ZOE銀座、03-5524-1270)、「トラットリア ダ フェリーチェ」(中央区銀座5-14-9、石和田ビル、03-3547-6940)。

「コルポ デラ ストレーガ」(中央区銀座8-6-11、新和ビル、03-5537-7712)、「トラットリア メッツァニィノ」(中央区銀座5-5-17、三笠会館本館、03-3289-5671)、「リストランテ クロディーノ(ristorante KURODINO)銀座」(中央区銀座3-4-17、銀座オプティカ、03-5579-9815)。

「クチーナ イタリアーナ トラッポラ(Cucina Italiana Trappola)」(中央区銀座1-20-10、GYBトマトハウス、03-5524-2219)、「トラットリア デル パチョッコーネ(TRATTORIA DEL PACIOCCONE)」(中央区銀座1-8-19、キラリトギンザ、03-6264-4567)、「レストラン ピウ」(中央区銀座4-10-1、HOLON-GINZA、03-6264-1023)。

「クッキアイノ」(中央区築地4-1-8、クッキアイノ本店ビル、03-6264-0461)、「代官山ASO チェレステ 日本橋店」(中央区日本橋室町1-4-1、日本橋三越本店新館、03-3243-1820)、「リストランテ アルポンテ」(中央区日本橋浜町3-3-1、トルナーレ日本橋浜町、03-3666-4499)。

「ファルスィラルゴ(Farsi Largo)!」(中央区日本橋本町1-4-3、03-3231-6283)、「ラ・ファリーナ」(中央区日本橋富沢町5-10、月村マンションNO.28、03-6231-1895)、「アルポルトカフェ 日本橋タカシマヤ」(中央区日本橋2-4-1、日本橋高島屋、03-5205-3005)。

予約は7月6日(ダイナースクラブ会員は6月29日)から受け付けている。