丸善丸の内でかとうまふみ「かたつむりくん」原画展

【銀座新聞ニュース=2017年6月16日】大手出版流通会社の丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)グループの丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月17日から7月14日まで3階児童書売り場でかとうまふみさんによる「かたつむりくん」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で6月17日から7月14日まで開かれるかとうまふみさんの「かたつむりくん」原画展に展示される絵本「かたつむりくん」の表紙。

絵本作家のかとうまふみさんが5月20日に絵本「かたつむりくん」(風涛社、永別1400円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

「かたつむりくん」は雨がふって、葉っぱの下であまやどりして、退屈していたてんとうちゃんのところにやってきたのがかたつむりくんで、かたつむりくんに乗せてもらう。でも、かたつむりくんの進み方はとてもゆっくりで、つい急かしてしまうてんとうちゃんだが、それでもかたつむりくんは、どこふく風で、ゆっくりと進む。

ゆっくり時間に慣れてきた頃に、かたつむりくんはてんとうちゃんに大事なことを教えてくれる。「毎日慌てていて、何か大事なことを見逃していないかな。もしそうだったとしたら、もったいない!なんだかもうちょっとだけ自分時間を大切にしてみたくなる」という絵本としている。

かとうまふみさんは1971年福井県生まれ、北海道育ち、北海道教育大学を卒業、ディスプレイの企画制作の仕事に携わり、28歳で上京し、絵本のワークショップ「あとさき塾」で学び、1996年に「アーバナート#6」で審査員賞、2001年に「ピンポイントギャラリー絵本コンペ」で優秀賞、同年に「ぎょうざのひ」(偕成社)で絵本作家としてデビューし、2004年に「えんぴつのおすもう」などを刊行している。

開場時間は9時から20時。