岡山県が「働く会議」、都心と地元で労働兼務の道を探る

【銀座新聞ニュース=2017年6月23日】岡山県(岡山県岡山市北区内山下2-4-6、086-224-2111)は6月30日19時からサイボウズ東京オフィス(中央区日本橋2-7-1、東京日本橋タワー)で「第2回オカヤマハタラク会議」を開く。

岡山県が6月30日にサイボウズ東京オフィスで開く「第2回オカヤマハタラク会議」の1回目の会場の雰囲気。

2016年の第1回目に続いて、首都圏で働きながら、岡山県の企業でも仕事をするという新しい働き方を提案するイベントが「オカヤマハタラク会議」で、岡山県出身者のゲストと複業、マルチワーク、今の仕事を辞めない働き方、都会と地方などのテーマで話し合う。

出席するのは、「株式会社nD」代表取締役の中原寛法(なかはら・ひろのり)さん、「エーゼロ株式会社」取締役の山田邦明(やまだ・くにあき)さん、「サイボウズ株式会社」営業本部の松森知里(まつもり・ちさと)さん、「レプタイル株式会社」代表取締役の丸尾宜史(まるお・よしふみ)さん。

ウイキペディアによると、岡山県は中国地方南東部に位置し、瀬戸内海に面する県で、人口が約191万人、県庁所在地の岡山市は2009年4月1日に全国で18番目の政令指定都市に移行している。古代、沿岸域から内陸地域にかけては「吉備(きび)国」として、現在の広島県東部に位置する備後地方や香川県島嶼部などとも併せて大和朝廷に並ぶほどの勢力を形成していた。

江戸時代初期には岡山に池田氏、津山に森氏が外様大名として入封し、城下町をつくり、特に池田綱政(いけだ・つなまさ、1638-1714)は日本三名園の後楽園を造成し、閑谷学校を開くなど、文化・教育面に多大な功績を残した。倉敷には1642(寛永19)年に代官所が置かれ、江戸幕府直轄の物資集積地として船舶輸送中継も担う天領として発展した。

県内を南北に流れる3つの一級河川(高梁川、旭川、吉井川)による潤沢な水源、温暖で長い日照時間、江戸時代から昭和にかけての干拓によってもたらされた広い農地を背景として、水稲や麦、果樹の生産が盛んで、特に白桃、マスカット、ピオーネなどは生産量日本一である。県北の標高1200メートルに位置する蒜山(ひるぜん)高原では、ジャージー牛の大規模な放牧が行われており、チーズやヨーグルトやアイスクリームなどに加工されている。

倉敷市にある水島港は、国際コンテナターミナルを備え、西日本一の貨物取扱量で、鉄鋼(製鉄)、石油化学などの素材型、自動車などの加工組立型の企業群が立地し、臨海工業地帯を形成している。1988年に開通した瀬戸大橋、1997に全線開通した山陽自動車道をはじめとして、鉄道網、高速道路網が東西南北に整備されている。

また、近年は瀬戸内市で2019年4月に運転開始予定の「瀬戸内キレイ(Kirei)太陽光発電所建設プロジェクト」や、真庭市の木質バイオマス発電事業や日本最大の257.7メガワットの太陽光発電所となる作東メガソーラー発電所(2019年9月運転開始予定)など、自然エネルギーを最大限活用させる再生可能エネルギー推進が県全域で進められている。

県庁所在地における快晴日数の多さや降水量1ミリ未満の日数が全国最多であることから、1989年から「晴れの国 おかやま」をキャッチフレーズとしている。

中原寛法さんは1978年岡山県井原市生まれ、2003年に千葉大学大学院デザイン科学専攻を修了、修了後に大小さまざまなコーポレートサイト、キャンペーンサイトなどの企画、制作にフリーで関わり、2009年に「株式会社nD」として法人化し、インターネットを軸に戦略立案、デザイン、開発を行っている。

山田邦明さんは1985年岡山県津山市生まれ、津山工業高等専門学校を卒業、筑波大学経営工学科を卒業、京都大学法科大学院を修了、司法試験に合格し、1年間の司法修習生を経て弁護士資格を取得、弁護士事務所を経て、「アカツキ」のIPO業務を担当し、帰郷して「エーゼロ株式会社」で新しい生き方や働き方について研究している。

松森知里さんは1981年岡山県玉野市生まれ、2007年に広島大学大学院保健学研究科を修了し、システムインテグレター(SIer=エスアイヤー)の日本IBMを経て、2014年からサイボウズ株式会社でセールスエンジニア、2016年4月から地元岡山県でリモートワークを開始し、現在は複業先としてレプタイル株式会社にも所属している。

丸尾宜史さんは1982年岡山県津山市生まれ、法政大学を卒業、タリーズコーヒージャパン、ベンチャー企業を経て、2013年に岡山県に「レプタイル株式会社」を設立、インキュベーションセンター「アートインク津山」など“地方をかえる”サービスを運営している。

時間は19時から21時。参加費用は2000円。終了後、懇親会があるが、別途参加費用がかかる。希望者はHP(http://adv-okayama.jp/event/2017)から申し込む。