コンビニ7社、6月売上高4カ月連続増、酒類、冷凍食品等好調

【銀座新聞ニュース=2021年7月21日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は7月20日にコンビニ7社の6月の統計調査を発表した。

エースコックは7月26日から「タテロングわかめラーメン辛口みそ」を発売する。1983年に発売した「わかめラーメン」のわかめを大きめカットの「でかわかめ」にし、後入れの辛節ふりかけで仕上げた辛口みそスープがクセになる味わいとしている。価格は税別220円。

セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向(既存店ベース)をまとめている。

それによると、6月の売上高は前年同月比0.8%増の8565億4700万円と4カ月続けてプラスとなった。前年に「緊急事態宣言」が解除された後も、在宅勤務、外出自粛が続いたことの反動などにより、来店客数が増えた上に、カウンター商材、サラダ、酒類、冷凍食品などが好調に推移したことにより、売上高が前年を上回ったとしている。

商品別では合計が同0.8%増で、4カ月続けてプラスとなった。全体の35.7%を占める「日配食品」が同0.04%減と3カ月ぶりにマイナス、27.2%を占める「加工食品」が同0.1%増と3カ月続けてプラス、32.4%を占める「非食品」が同2.0%増と4カ月続けてプラス、4.7%を占める「サービス」が同3.9%増と4カ月続けてプラスとなった。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワインなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.2%増の5万5890店と2020年4月から16カ月連続で前年実績を上回っている(2021年5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。前月比では今年1月から3カ月連続で減少していたが、4月から3カ月続けて前月を上回った。

来店客数は同0.2%増の12億7084万人と3カ月続けてプラスだった。客単価は同0.7%増の674円と3カ月ぶりに前年を上回っている。