コンビニ7社4月売上高2%増、2カ月連続、客数減も弁当、飲料類好調

【銀座新聞ニュース=2022年5月21日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は5月20日にコンビニエンスストア7社の4月の統計調査を発表した。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向(既存店ベース)をまとめている。

キユーピー(渋谷区渋谷1-4-13、03-3486-3331)は5月24日から「キユーピーのたまご」ブランドで「ゆでたまご ほんのりしお味」(税込106円)を関東エリアのコンビニから順次、発売する。パッケージから出してすぐに食べることができる、殻がむいてある半熟のゆでたまごで、ほんのりしお味がついている。1袋でタンパク質7.4グラムを摂取できる。

4月の売上高(既存店ベース)は前年同月比2.3%増の8683億2200万円と2カ月続けてのプラスとなった。4月は平均気温が高かったことから、冷やし麺、アイスクリーム、飲料が好調で、それに加え、おにぎり、弁当、惣菜、調理パン、デザートなどが好調に推移したことにより、売上高が前年を上回った。また、平均客単価は11カ月続けて前年を上回っている。

商品別では全体の35.3%を占める「日配食品」が同0.6%増と2カ月続けてプラス、25.8%を占める「加工食品」が同1.6%減と6カ月続けてマイナス、33.2%を占める「非食品」が同5.9%増と14カ月続けてプラス、5.7%を占める「サービス」が同12.7%増と2カ月続けてのプラスとなった。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.1%増の5万5922店と2020年4月から26カ月連続で前年実績を上回っている(2022年3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店、2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。

また、前月比では2021年1月から3月まで3カ月連続で減少していたが、4月から増加してから6カ月続けて前月を上回った。しかし、10月は再度減少に転じ、11月も減少し、2カ月続けて前月割れだったが、12月は11月を上回り、2022年1月も12月を上回り、2カ月続けて前月を上回っていた。だが、2月と3月は前月を下回り、4月は3カ月ぶりに前月を上回った。

来店客数は0.4%減の12億3686万人と3カ月続けてマイナスとなった。客単価は同2.8%増の698.9円と11カ月続けて前年を上回っている。