日比谷「サバカン」の完成披露、番家一路、尾野真千子ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2022年8月5日】中堅映画配給会社のキノフィルムズ(新宿区西新宿6-5-1、新宿アイランドタワー、03-5908-2262)は8月10日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「サバカン SABAKAN」の完成披露上映会を開く。

8月19日から一般公開される「サバカン SABAKAN」((C)2022「SABAKAN」Film Partners)。

8月10日17時30分からの回上映前に、監督の金沢知樹さんをはじめ、小学生の「久田孝明(子ども時代)」役の番家(ばんか)一路さん、久田孝明の同級生「竹本健次」役の原田琥之佑(こうのすけ)さん、久田孝明の母親「久田良子」役の尾野真千子さん、久田孝明の父親「久田広重」役の竹原ピストルさん、「久田孝明(大人)」役の草なぎ剛さんが舞台に登場してあいさつする。

「サバカン SABAKAN」は1980年代の長崎を舞台に、「イルカ」を見るために2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いた青春映画で、監督はテレビドラマ「半沢直樹」の脚本などテレビや舞台の脚本・演出を手がけてきた金沢知樹さんが映画初監督を務め、萩森淳さんと共同でオリジナル脚本を手掛けている。

物語は1986年、夏、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田は、夫婦ゲンカばかりだが愛情深い両親や弟と暮らしているところからはじまる。ある日、久田は家が貧しく同級生から避けられている竹本と、イルカを見るためブーメラン島へ出かける。

溺れそうになったり、不良に絡まれたりとさまざまなトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本だったが、やがて別れを予感させる悲しい事件が起こる。

ウイキペディアによると、金沢知樹さんは1974年長崎県生まれ、お笑い芸人としてデビューし、フジテレビの「あいのり」に「金ちゃん」として出演、同番組での帰国後、バラエティ番組に構成作家として参加、2003年にお笑い芸人と共に「劇団K助」を旗揚げし、主宰を務めた。2008年に舞台「部屋と僕と弟のはなし」で文芸社ビジュアルアート「星の戯曲賞」準グランプリ、2014年に脚本を担当した短編映画「半分ノ世界」がアメリカの国際エミー賞・最終候補にノミネートされ、セルビア日本交換映画祭「アイデンティティ賞」を受賞した。

2016年に脚本を担当した映画「ガチ★星」がアジアフォーカス福岡国際映画祭で上映され、2017年にHBOのホラードラマ「TATAMI(タタミ)」の脚本を執筆し、映画作品は2021年にスペインで開かれたシッチェス・カタロニア国際映画祭で上映、2020年に脚本を担当したスペシャルドラマ「天国からのラブソング」で第57回「ギャラクシー賞」テレビ部門で奨励賞を受賞している。

チケットは6日10時からチケットぴあを通じて一般発売し、料金は全席指定で2100円均一。