大丸松坂屋画廊で「セザンヌの玄孫」M・ロージー展、40点展示

【銀座新聞ニュース=2023年5月18日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は5月18日から24日までマリー・ロージーさんによる個展を開く。

大丸松坂屋百貨店のギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で5月18日から24日まで開かれるマリー・ロージーさんの個展に特別展示される「高祖父セザンヌと私」。

フランスの画家で、「近代絵画の父」とされるポール・セザンヌ(Paul Cezanne、1839-1906)の玄孫(やしゃご、ひ孫の子ども)、マリー・ロージー(Mary Rauzy)さんは自身のルーツやフランス絵画の伝統への敬意も払いつつ、現代社会の問題(環境、動物愛護、コロナ禍など)へのメッセージを込めた作品を制作している。

フランスでは「予測不可能」な画家と評されるマリー・ロージーさんの多様なモチーフ(人物、集団、動物、静物、古典絵画へのオマージュ)を描いた原画約40点を展示する。

画廊によると、マリー・ロージーさんは表現者として、そして30年以上にわたる小学校の美術教師としての経験を通して「芸術は自分自身を考え、洞察力、想像力を成長させる能力を育むことができる」と語っている。

マリー・ロージーさんは1961年フランス・マルセイユ生まれ、1980年にパリの国立高等美術学校、エコール・デ・ボザール(Ecole des Beaux-Arts、ENSBA)を卒業、ヨーロッパ各地の画廊で作品を発表し、パリの公立小学校(Chomel Public School=ショーメル・パブリック・スクール)の美術教師を30年以上勤めている。2018年には中国の北京、上海、広州で中国・フランス文化交流50周年を記念して巡回展を開いている。

開場時間は10時30分から20時(最終日は18時)まで。入場は無料。