丸善丸の内でJ・モワラス「幻想具象画」展、進化する美術的効果

【銀座新聞ニュース=2024年7月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は7月3日から9日まで4階ギャラリーでジャン・モワラスさんによる個展を開く。

丸善・丸の内本店で2023年10月25日から31日まで開かれたジャン・モワラスさんの来日記念展に出品された「赤い花」。

フランスの現代美術画家、ジャン・モワラス(Jean Moiras)さんは旅から得たインスピレーションをもとに描かれる独自の構図と進化し続けるマチエール(美術的効果)により「幻想具象画」と呼ばれ、ヨーロッパの人々を魅了している。今回は新作を中心に約40点を展示販売する。

ジャン・モワラスさんは1945年フランス・シャマリエール(Chamalieres)生まれ、1964年にパリのエコール・デ・ボザール(Ecole des Beaux-Arts、ENSBA、パリ国立高等美術学校)に入学、1967年にモントリオール万博フランス館の装飾のため、ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle、1930-2002)の彫刻制作に携わり、1969年にパリの文化会館で初個展を開いた。

1979年にスイス・ローザンヌ(Lausanne)の「デンジェ(Denges)展」で「ヤング・アーティスト(新進画家)賞」を受賞、 1981年にフランスのオーヴェルニュ(Auvergne)のピュイ・ド・ドーム市(Puy de Dome)で「ヴォルカン賞」、1983年にアメリカのニューヨークのコンテンポラリーアート「アートエキスポ」で銀メダル、 2001年にフランスのポンタ=ムッソン(Pont-a-Mousson)にあるプレモントレ修道会(Canons Regular of Premonstratensians)で大回顧展(200点展示)、2005年にクレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)で名誉勲章、2006年にシャマリエール(Chamalieres)で名誉勲章を受賞、2010年に日本で初の展覧会、2018年に日本に初来日している。

開場時間は9時から21時(最終日15時)まで。