立川銀座で河辺歩子「中医学絵本」展、冬木れい等の講座も

【銀座新聞ニュース=2018年1月6日】ブラインドの最大手、立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)は1月9日から14日まで銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース Atte」で河辺歩子さんによる作品展「子どもの中医学絵本」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールーム「オッテ(Atte)」で1月9日から14日まで開かれる河辺歩子さん「子どもの中医学絵本」に出展される作品。

シュールな動物たちのライン(LINE)スタンプや新聞などのさし絵、創作絵本に取り組むさし絵画家の河辺歩子(かわべ・あゆみこ)さんが「中医学」を子どもの頃から親しんでもらうため、症状や季節に合わせた養生についてわかり易く描いた2冊の絵本のさし絵と解説など約30点を展示する。

ウイキペディアによると、中医学(中国医学)とは、中国を中心とする東アジアで行われてきた伝統医学で、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)、ユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)とともに3大伝統医学に数えられている。「漢方医学」は中国から伝来した医学が日本で発展したもので、重視する理論や診断法、使用する生薬量などに違いがある。

日本、朝鮮半島、チベットなどの中国周辺の医学は、中国医学の影響を濃く受けて発展し、公文書に漢文を用いた中国、日本、朝鮮半島では書籍の翻訳が必要なかったこともあり、医学書の交流も盛んであった。中医学の特徴としては、1)全身を見て治療を行う。西洋近代医学とは異なり、複数ある症状をもって「証」という概念で治療方針を決める、2)人間の心身が持っている自然治癒力を高めることで治癒に導くことを特徴とし、そのために生薬などを用いる、3)診断も、四診によって行う。西洋近代医学のように機械や採血の検査結果を用いることはない。このため、体を侵襲することがなく、害が少ないとされる。

中国では、1945年以降、国民党政府の伝統医学廃止運動に反発する形で、共産党政権による伝統的医学復興が国策として行なわれ、「中医学」としてまとめられた。現在、西洋医学を行なう通常の医師と、伝統学を行なう「中医師」の2つの医師資格が併設されている。

1949年10月1日の中華人民共和国成立に伴い、中国共産党は、大陸各地に点在していた伝統医療の担い手を「老中医」と呼んで召集し、伝統医学の教育に充てた。ただし、清末以来戦乱に明けた大陸では、体系立った伝統医学などは残っておらず、老中医にしても、ほとんどが家伝の生薬方なり鍼灸方なりを、各個伝えているだけであった。

このため、これら個々の伝統技術を統合する理論体系が必要とされ、毛沢東(もう・たくとう、まお・つぉーとん、1893-1976)の強い意向を受けて、伝統医学が整理・統一され「中医学」理論が設えられた。現在の中医学とは、中国において統一教科書教育が必要になった1959年を皮切りとし、文化大革命の時期を中心として展開されたもので、これ以前の中国医学を「中国医学」、以降を「中医学」として区別する考え方もある。

中医学では診療は、基本的に中医師が行う。ただし、日本においては中医師の資格は使えないため、これを行うのは日本国で有効な医師免許を持つ者、または一部の鍼灸師が行う中医針灸である。中医師の免許はアメリカなどでは認可されているが、日本では現在未認可であるため、中医師免許のみでは診療行為を行うことができない。このため中国は中医師資格の認可を日本政府に働きかけているという。

現代中国の中医学は、西洋医学の影響を受け、中医内科、中医外科、中医婦人科、中医小児科などに細かく分類され複雑化している。中国の中医師の資格種類は1)中医師(生薬処方を中心とする湯液治療を専門とする)、2)針灸、推拿(中国整体)治療中心の中医師とある。その他に医師は西洋医があるが、西医学部を卒業後に中医学研修を受け、西洋医学も中医学も理解する「中西医結合」治療を行う医師(中医学部では西洋医学も同様に学習するため、両方の処方が可能である)もいる。

河辺歩子さんは2016年より「朝日らんたろう新聞」のイラストを手がけ、2017年9月に調布漢方特区プロジェクトで企画・制作した中医学の陰陽五行学説を紹介した絵本「ごぞうコンビニ」のイラストを担当した。

会期中、日替わり薬膳茶サービスがあり、毎日10時30分から11時、15時30分から16時にサービスする。ただし、初日は15時30分のみ、最終日は10時30分のみ。

13日14時から「やさしい中医学講座」を開く。14時から調布東西薬局副局長で薬剤師、漢方アドバイザーの並木加奈江(なみき・かなえ)さんが「中医学・冬のからだと過ごし方」について解説する。15時から1999年より料理サロン「大きな竈」を主宰している料理研究家の冬木(ふゆき)れいさんが「薬膳お団子講座」を開く。

開場時間は10時(初日は13時)から18時(最終日は15時)。入場、やさしい中医学講座とも無料。

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