丸善丸の内で渋谷重弘展、古文書に銅箔した上に描く

【銀座新聞ニュース=2018年1月19日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は1月19日から25日まで4階ギャラリーで渋谷重弘さんによる絵画展「琳派と油彩画の融合」を開いている。

丸善・丸の内本店で1月25日まで開かれている渋谷重弘さんの絵画展「琳派と油彩画の融合」に展示されている「桔梗をそえて」(油彩、銅箔)。

油彩画家で、江戸時代の古文書の上に金、銀、銅箔を貼って独自のキャンバスを作り、静物を油彩で描く渋谷重弘(しぶや・しげひろ)さんが渋さと華やかさが融合した独特の作品約30余点を展示している。

渋谷重弘さんは1946年秋田県六郷町生まれ、1969年に秋田大学教育学部美術科を卒業、1970年に岩手大学教育学部専攻科を修了、1972年にフランスにわたり、1973年にパリのサロン・ナショナル・ボザール展に出品(1977年にも出品)、ル・サロン展に出品(1977年にも出品)、ニースのサロン・ド・エテ・ドラ・コート・ダジュール展にて「セントル・ド・アーティスティック・ドラ・コート・ダジュール杯」を受賞した。

1974年にイタリア・ローマのグラン・プレミオ・イ・セッテ・コリ・ディ・ローマ展にてグランプリ、1978年にベルギーのギャラリー・ダンドワ(Gallarie Dandoy)企画展に参加、1979年に帰国、1979年から1993年まで青森中央短期大学教授、1908年に日仏現代美術展に出品(東京・パリ)した。

1981年に日仏現代絵画展出品(東京・北京)、1993年に第3回紙わざ大賞展に出品(静岡県島田市)、今立現代美術紙展に出品(福井県今立市)、1995年に第30回昭和会展招待出品、1999年に第8回青木繁(あおき・しげる)記念大賞公募展に出品(2000年も)、2001年に第12回秋田県芸術選奨を受賞、秋田公立美術工芸短期大学教授を経て、現在、秋田公立美術工芸短期大学名誉教授。

19日12時から18時まで渋谷重弘さんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は17時)まで、入場は無料。