東映「北の桜守」初日、吉永小百合、堺雅人、篠原涼子ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年3月3日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は3月10日から丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で一般公開する「北の桜守」の初日に、吉永小百合さん、堺雅人さんらによる舞台あいさつを開く。

3月10日から一般公開される「北の桜守」((C)2018「北の桜守」製作委員会)。

10日9時20分の回上映終了後と13時の回上映前に、監督の滝田洋二郎(たきた・ようじろう)さんをはじめ、戦争未亡人「江蓮てつ」役の吉永小百合(よしなが・さゆり)さん、てつの次男「江蓮修二郎」役の堺雅人(さかい・まさと)さん、修二郎の妻「江蓮真理」役の篠原涼子(しのはら・りょうこ)さん。

徳次郎とともに出征し、戦後本土に戻りてつを見守る「山岡和夫」役の岸部一徳(きしべ・いっとく)さん、てつの夫「江蓮徳次郎」役の阿部寛(あべ・ひろし)さん、ヤミ米の流通を仕切り、てつを助ける「菅原信治」役の佐藤浩市(さとう・こういち)さんが舞台に登場してあいさつする。

「北の桜守」は吉永小百合さんの120作目となる映画出演作で、主演作「北の零年」(2005年、監督は行定勲=ゆきさだ・いさお=さん)、「北のカナリアたち」(2012年、監督は阪本順治=さかもと・じゅんじ=さん)に続く「北の三部作」の最終章に位置付けられるヒューマンドラマで、戦中から戦後にかけて極寒の北海道で懸命に生き抜いた「桜守」の母と、母に寄り添う子の約30年にわたる軌跡を、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが演出を担当した舞台パートを交えながら描いている。また、「北の三部作」の脚本はすべて那須真知子(なす・まちこ)さんが担当している。

物語は1945年、樺太で家族と暮らしていた日本人女性・江蓮てつが、ソ連軍の侵攻によって土地を追われ、夫が出征し、2人の息子を連れて北海道の網走にたどり着き、過酷な環境や貧しさと戦いながら息子たちを必死に育て上げる。

1971年、てつの次男・修二郎はアメリカにわたり、ビジネスで成功を収め、アメリカ企業の日本法人社長として帰国し、15年ぶりに網走を訪れる。たったひとりで夫を待ち続け、慎ましい生活を送っていた年老いた母の姿を見た修二郎は、母を引き取り札幌で一緒に暮らすことを決めるが。

滝田洋二郎さんは1955年富山県高岡市(旧福岡町)生まれ、富山県立高岡商業高校を卒業、1974年に「獅子プロ」に助監督として入社、1981年に「痴漢女教師」で監督デビュー、成人映画の監督として話題作を制作し、ミステリー喜劇「痴漢電車・下着検札」からハードサスペンス「連続暴姦」まで幅広い作風で知られる。

1984年の「下着検札」で売り出し中の竹中直人(当時は竹中ナオト、たけなか・なおと)さんに松本清張(まつもと・せいちょう、1909-1992)と松田優作(まつだ・ゆうさく、1949-1989)の物真似だけで準主演させた。1986年に「コミック雑誌なんかいらない!」で初の一般映画を手掛け、1999年に「秘密」、2001年に「陰陽師」、2003年に「壬生義士伝」や「陰陽師2」を監督し、2004年に「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。

2009年に「おくりびと」で第81回アカデミー賞外国語映画賞(日本映画初)、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞、2011年に映画芸術科学アカデミー会員、2012年に「天地明察」、2014年に紫綬褒章、2017年に「ラストレシピ-麒麟の舌の記憶」を監督している。

チケットはすでに一般発売している。料金は2000円均一。

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