蔦屋書店で近藤亜樹「花と小さな生き物」展

【銀座新聞ニュース=2018年4月19日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は4月20日から5月14日までアートウォールギャラリーで近藤亜樹さんによる「Grow Wings展」を開く。

銀座 蔦屋書店で4月20日から5月14日まで開かれる近藤亜樹さんの個展「グロー・ウイングス(Grow Wings)展」に出品される「グロー・ウイングス(Grow Wings)」(oil on canvas)。

2011年の東日本大震災を経験し、東北芸術工科大学大学院を修了し、現在、香川県小豆島に移り住んで制作している画家の近藤亜樹(こんどう・あき)さんが、花々や小さな生き物に焦点を当てた作品を展示する。「広げた花びらが太陽に向かって飛ぶ翼のようだ」と道端で見つけた名前のない花を描いた「グロー・ウイングス(Grow Wings、成長する翼)」をはじめ、「さまざまな生き物がユーモアあふれる姿でそれぞれに与えられた生命を祝福してい」(蔦屋書店=つたやしょてん)るとしている。

近藤亜樹さんは「探るように感情と記憶と今を混ぜ合わせ、私はもう一度キャンバスに記憶する。そうして生まれた作品がもう一つの人格を持ち生き続けるように、私はアトリエで絵という種を蒔(ま)き、水を、光を、風を、熱を、一枚の絵に送り込」んでいる。「私にとって一枚の絵は、未来をつくるはじまりの希望の種」としている。

近藤亜樹さんは1987年北海道札幌市生まれ、東北芸術工科大学を卒業、卒業時に卒業制作展でプライズを受賞、2012年に東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻実験芸術領域を修了、在学時の2010年にニッポン・アート・ネクスト(NIPPON ART NEXT)2010」でグランプリ、2011年に第26回ホルベイン・スカラシップを受賞している。2014年に1年間絵画をやめて、実写と油彩アニメを組み合わせた短編映画「ヒカリ(HIKARI)」を制作、香川県小豆島に移り住んで取り組んでいる。

近藤亜樹さん(撮影者:Isao Hashinoki)。

時間は9時から23時30分。